ダイソー Bluetooth Mouse ワイヤレスマウス(Bluetooth 5ボタンマウス) 550円 & logicool M557 約1900円と比較してみました

ダイソー

無線で使えるマウスには大きく2タイプあって、USBのレシーバーをPCに差して使うタイプと、Bluetoothでつながるタイプです。ダイソーやキャンドゥには以前からレシーバーを差すタイプが300円程度で売っていましたが、今回ダイソーで見かけたのは、後者のBluetoothタイプです。Bluetoothタイプのワイヤレスマウスはなかなか珍しいので、購入して使い勝手を確認してみました。ついでなので、今回は同じくBluetoothマウスの「Logicool M557」と使い勝手を比較してみます。

主な特徴・外観

ダイソーのBluetoothマウスの特徴はこんな感じです。

  • USBポートを占有せずに使えるBluetoothマウス
  • Webブラウザの「戻る」「進む」をサイドボタンで解決
  • 邪魔なケーブルがなくストレスフリー
  • 持ち運びに便利
  • カチカチしない静音仕様
  • ポインタ速度切り替えボタンつき
  • Bluetooth Ver5.2対応
  • アルカリ単4乾電池×2

ダイソーのbluetoothマウスの外観は、テッカテカのプラスチックで、パッケージから取り出した状態ですでにちょっと汚れのようなものが付着してたり、キズのようなものが見受けられます。(下の写真は映り込みが激しかったので少しぼやかしてあります)。拭くとある程度取れる(完全ではない)ようですし、使っていると指紋などがついちゃうので、もうこれは気にしてはいけないかなと。また、成型の精度が当然あまりよくないので、光にかざしてよーくみると、ところどころムラのようなものも見受けられます。が、実用上問題はありません。

ホイールの下には「CPI」と書かれたボタンがあり、このボタンでマウスポインターの移動速度を切り替えることができます。実際使ってみると、3段階で切り替えることができるようです。実用上は真ん中あたりが適切なのかなと思いました。

ダイソー ブルートゥースマウスの左横にはサイドボタンが2つついていて、Windowsであればブラウザの「進む」、「戻る」がいちいちマウスポインターを動かさなくてもボタン1つで操作できます

背面はこんな感じ。技適マークもちゃんとついています。100均のマウスにありがちなのですが、マウスの滑りを良くするソール部分が滑らかなシールにはなっておらず、単に少し盛り上がってるだけになっています。実用上は大きな問題はありませんが。LEDは赤で、右上にON/OFFスイッチがあります。

ちなみに、電池(eneloop)を入れた状態での重量は約80g。単4電池ということもあり、持った感覚で重いと感じるほどではありませんでした。

Windows10での接続手順

USBレシーバータイプだとUSB端子に差すだけで使えるようになるので楽なのですが、Bluetoothマウスを使用するにはペアリング作業が必要です(これはどのBluetoothマウスも同じです)。

Windows10の接続手順を説明に従ってやってみます。

Windowsのスタートボタンから「設定」をクリック

次に「デバイス」をクリック

「Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する」をクリック

「Bluetooth」をクリック

マウスの電源をONにして、「BT5 Mouse」が出てきたらクリック

使い勝手

良いところ

まず、普通に使えます。普通の机の上であれば違和感なく操作できます。良いところとしては、パッケージにも書いてありますが、マウスのクリックがかなり静かであることです。昨今Web会議などで資料共有とかする時にカチカチ音がする場合がありますが、ダイソーのこのマウスを使えば、かなりその音を抑えることができます。logicoolの静音マウス「M221シリーズ」と同じ独特のクリック感、音がします。M221シリーズはレシーバータイプで1500円くらいするものなので、ダイソーのBluetoothマウスは静音の点はかなり優れいていると言えます

また、サイドボタンも地味に便利です。特にブラウザの「戻る」操作は劇的に楽になります。

Windowsを再起動した後などの接続も問題なく安定してつながります。USBレシーバータイプと比べると接続まで若干時間がかかります(これはどの機種も一緒です)。

いまいちなところ

550円で高望みするのはどうかと思いますが、まず、見た目上、ツルツルなプラスチックなので汚れが結構目立ち、見た目は安っぽいです

次に、ホイールです。若干回転が固めで、使い始めはスムーズさに欠けるところがあります。とはいえ、実用上は全く問題なく使えるのと、数日使っているうちに回転が少し滑らかになってきた気がするので、これは許容範囲内かと思います。

また、センサーが光学式の一番安いものだと思うので、ガラスの上とか光沢仕上げのようなツルツルなところで使おうとすると反応しません。ここはlogicoolなどのデバイスメーカーの一番安いラインでも同様なので、値段を考えればそういうものだと思います。

総評(買う価値はあるか?)

まず、本機に限らずBluetoothマウスはどうしても最初の接続の手順が面倒なのと、接続まで若干時間がかかる点は認識しておく必要があると思います。接続手順が面倒というのであれば、USBレシーバータイプのマウスのほうが良いかもしれません。マウスは日本の周辺機器メーカー(ELECOMやBuffaloなど)からも安いものがたくさん出ていますが、個人的には細かい動きの点でlogicoolかMicrosoftのマウスが良いと思っています。レシーバータイプで一番安いものだとlogicoolのM185あたりになります。

Bluetooth接続なので、使おうと思えばiPadでも使うことができます。iPadの場合はマウスに最適化されたUIではないので、実際使ってみるとそこまで便利ではないです。が、リモートデスクトップをiPadで使うときに、右クリックとかホイールとかNGな場合が多いですが、マウス操作はできるので、そういう場合は便利かもしれません。

ダイソーの「Bluetooth 5ボタンマウス」は、500円(税込み550円)と非常に安価ながら、静音クリックだったり、5ボタンだったりと非常に機能が盛りだくさんです。また、Bluetooth接続なのでタブレットなどでも利用できますし、USB端子をふさぐこともありません。実用上も特に重大な支障もなく使うことができたので、粗削りな面はありますが、Bluetoothマウスが気になっているのであれば1コ購入してみて良いと思います。この後、logicoolのM557と比較してみていますが、使用上の気持ち良さの面では及びませんが、実用上は大きな差はありませんでした。

logicool M557との比較

Bluetoothマウスってほとんど使ったことがなかったので、信頼しているメーカーであるlogicoolの比較的安価なラインの製品「M557」と使い勝手を比較してみました。

logicool M557は大体2,000円前後で購入できるマウスで、同社のBluetoothマウスの中では安価なラインになります。なので、センサーもふつうの光学式で、写真右側のダイソーと同じような性能です。

M557に関しては、「戻る」「進む」はホイールを左右に倒すことで操作することができ、ポジションを動かさずにそうさすることができます。また、ホイールの下に「Windows」ボタンがついていて、押すとスタートメニューを押した状態になります。ただ、不自然に人差し指を動かす操作になるので、多分使うことはないでしょう。また、M557には静音機能はないので、クリック時にカチカチ音がします。

logicool M557のいまいちなところは重量で、本機は単3電池を2本使うため、110gを超える重量になってしまいます。ダイソーのBluetoothマウスの1.3倍で、持った感じはかなりずっしりくるので、ちょっと持ち上げてずらすときなど、「あ、重いな」と感じます。

しかししかし、なんとこれ、裏技があって、M557は本来電池2本必要なのですが、なぜか1本でも動くんです。電池1本にすると25g近く減るので、80g台であれば実用上はそんなに重量を感じることはありません。

実際使ってみたところではダイソーのBluetoothマウスもlogicool M557も実用上の差はなく、静音の面ではダイソーのマウスのほうが優れています。しかしながら、やはりというか、実際使ってみると、気持ち良さというか、感覚的な面ではlogicoolのほうが明らかに優れていることがわかります。ボタンのアソビ、すべりの滑らかさ、そして大きく違うのがホイールです。ホイールの滑らかさは雲泥の差で、Logicool M557に軍配が上がります。

ダイソーのBluetoothマウスとlogicool M557の価格差は約4倍。静音重視な場合はダイソーが、使ったときの感覚的な良さはlogicoolが圧倒的、基本機能では両者とも問題はない、となると、どれを選ぶかはなかなか難しいです。ダイソーのこのマウス、コスパはかなり高いとはいえると思います。ホイールがもっとなめらかだったら文句ないんだけどなぁ、というところでしょうか。

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