EarFun「Air Pro 3」 ファーストインプレッション 機能てんこ盛りの新作完全ワイヤレスイヤホンを使ってみました!

EarFun Air Pro3 1000円以上イヤホン

2022年末にEarfunから発表されたフラッグシップ機「Air Pro 3」。2023年1月10日に発売されましたが、一度品切れになりまた補充されついには完全に品切れに。とりあえず購入することができたので、自腹で買ってしばらく使ってみました。いろいろ試していない機能もあるので、今回は簡単に使ってみた感想などを述べておきたいと思います。

Earfun Air Pro 3の特徴

Earfun Air Pro 3はQualcomm(クアルコム)社の音楽用最新チップセット「QCC3071」を採用し、様々な機能がついていることをアピールしています。Qualcomm社はAndroidで採用されているSnapdragonシリーズを作っており、Androidと親和性が高く、同社が提唱しているaptXにももちろんン対応、なかでも本機はハイレゾ相当(24bit/96kHz)になる高音質コーデックaptX Adaptiveに対応しています。また、将来的にBluetoothの次世代規格「LE Audio」に対応することが謳われています。

アクティブノイズキャンセリングは「-43db」を謳っており、数値からすればかなり高い性能が期待できます。また、マルチポイント機能にも対応しており、2台のスマートフォンで同時接続し、スムーズに切り替えることができます。

ちなみに、何かと比較されることが多いSOUNDPEATS社の「Capsule 3 Pro」「Mini Pro HS」はWu Qi Technologies社のチップセット「WQ7033AR」を採用し、LDACなどの高品質コーデックに対応しています。

外観・大きさ

Earfun Air Pro 3のケースは大きめです。縦横のサイズ自体はAirPods Proとさほど変わりませんが、厚みが結構あります。大体ふたの分だけ厚い感じです。イヤホン本体の大きさもAirPods Proよりはちょっと大きい感じです。

Earfun Air Pro3とAirpods Pro2を比較

外観は決して高そうに見えるわけではないですがきちんとしたつくりです。100均に売っているイヤホンのようにペラペラだったりバリがすごかったりするといったことはありません。ケースは艶消し加工されていて指紋が目立ちませんが、本体は内側(肌に触れるほう)が光沢感のある黒になっていて、ここは汚れが目立ちます。外側はシルバーメタリック色になっていて、汚れは目立ちません。

EarFun Air Pro3

使用感レビュー

音質

音質の印象はiPhoneでAAC接続、アクティブノイズキャンセリングONにした際の印象です。

発売前から各種レビューサイトでは「低音がすごい」と言われていましたが、音質的にはみなさんおっしゃる通り低音がめちゃくちゃ強いです。全体が埋もれるくらい強くて、「なんじゃこりゃ」と思っていたのですが、しばらく使っているうちに慣れたのか、エイジング効果か、ファームウェアアップデート(Version 0.31 → Version 0.35)の影響か、だんだん高音部も聞こえるようになってきて、あんまり気にならなくなってきました。音源によってはAirPods Pro2に付け替えた時にずいぶん印象が違ったりしますが・・・

低音部がかなり強いとはいえ、高音部までちゃんと出ており、高音部も自然に最後まで伸びている印象を受けます。ただし、音源によっては高音域が低音域に埋もれてしまう場合があり、若干クリアさに欠ける印象を受ける曲もあります。とはいっても、高音域が出ていないわけではないので、アプリのイコライザーで音質を調整すれば、好みの音に近づけられると思います。当サイト管理人は若干シャリシャリさせたかったのでこんな感じのイコライザにしています。

Earfun Air Pro 3 イコライザ設定

(2023.1.24 ご指摘いただき修正)
なお、イコライザーの欠点はiPhoneで設定した場合、充電ケースに戻すと元に戻ってしまうことです。Android機では充電ケースに戻しても設定は維持されます。また、一度Androidで設定した後にiPhoneにつないでも設定は維持されますし、マルチポイント接続した場合も同様にiPhone版アプリのイコライザー画面を開かない限りは設定が維持されるようです。コメント欄でご指摘いたただいた読者様、ありがとうございました。

なお、iPhoneを使うとAACコーデックでの接続になりますが、Android機に接続すると対応していればaptX Adaptiveで接続します。aptX Adaptiveで接続して聞くと、AACコーデックの時と比べて一段クリアさが上がる印象で、低音域とそれ以外の領域の分離が良くなっている気がします。

Earfun Air Pro 3 aptX Adaptive接続

直近、SOUNDPEATS社の製品をいくつか試しましたが、高音域の伸びは断然Earfunのほうが良いと思います。音場の広さもまあまあです。

アクティブノイズキャンセリングの項でも言及しますが、同社の「Free Pro 2」と比べると、低音域がかなり強く、中音域も豊かな印象です。「Air Pro 2」のあとに「Free Pro 2」を聞くと、すっきり落ち着いた音ですが、中音域が抑えられている分冷たい印象の音に聞こえます。これは好みの問題で、派手な音が好きならAir Pro 3ですし、落ち着いてすっきりした音がよければ「Free Pro 2」でもいいのかなと思います。

アクティブノイズキャンセリングの性能

Earfunのイヤホンは「Free Pro 2」も保有していて、こちらのANC性能も価格帯にしては良好でしたが、本機「Air Pro 3」はそれを超える印象です。

本機「Earfun Air Pro 3」のノイズキャンセリングは概ねどのようなシチュエーションでも効いている印象を受けます。雑踏の喧騒、地上を走る電車、地下鉄いずれのシチュエーションでも強烈に聞くというわけではないですが、ON/OFFで「あ、効いているね」とわかるくらいの効き方はしています。特に電車の中ではONにすると音楽が結構聴きやすくなる印象なので、値段の割には効きが良いと思います。

さすがにAirPods Pro2と比べるとノイズキャンセリングのレベルは劣りますが、それでもAirPods Pro2の6~7割程度の効き方はしているのではないでしょうか。(割合の数字には全く根拠がなく、感覚的なものです)。

なお、ANCをONにすると若干ながらホワイトノイズがのります。このくらいの価格帯の機種でホワイトノイズがのらない機種はほぼないので、これは及第点かと思います。

また、ANCのモードは一度ケースにしまっても状態は保存されており、次に使うときもANC ONになった状態で聞き始めることができます。イコライザーは忘れるのに・・・。

風切り音についてはかなり優秀で、直近レビューした「SOUNDPEATS T2」より断然風切り音が抑えられており、風切り音の抑え具合はAirPods Pro2にかなり近づいた印象です。

もしかしたら個体差なのかもしれませんが、大きな欠点もあって、歩いているときの振動音をかなり拾います(ドスドス歩くとボッ、ボッって感じの音がします)。イヤーピースを変えるとかなり改善されますが、完全には抑え込めないので、もしかしたら不具合なのかもしれません。

ちなみに、イヤーピースはfinalのTYPE-E クリア TWS専用を使っています。これを使うと、低音域が落ち着き、高音域がちゃんと聞こえるようになります。また、前述の歩行時のボスボス音もだいぶ抑えられます。イヤーピースで結構低音部が変わるので、いくつか試してみると良いと思います。ちなみに、ソニーのハイブリッドイヤーピースだとさらに歩行時の音が抑えられますが、高音部がちょっと濁った感じになってしまいました。

総評

機能てんこ盛りの本機、低音がかなりうるさいのは確かですが、高音域までちゃんと出てますし、マルチペアリングもちゃんと働く、ノイキャンもまあまあとのことで結構気に入っています。ドンシャリ系のイヤホンの中でも殊の外低音域が強いので、低音がズンズンするのはダメ、という方には絶対にオススメできませんが、なるべく低価格で高機能なものが欲しいという方にはとても良い選択肢なのではないかと思います。なお、これを書いている1月23日時点では売り切れの状態が続いています。早く入手できるようになれば良いのですが・・・。

ちなみに、音楽は主にAmazon Music Unlimitedを使って聞いています。ハイレゾ音質の曲も追加料金なしで聞き放題ですし、何より曲目がめちゃくちゃ多いので大変重宝しています。一番使っているアプリかもしれません・・・

コメント

  1. 映画用イヤホン探して三千里 より:

    貴重な自腹レビューありがとうございます。Air Pro 3の購入を迷って情報を集めている者です。記事の中で、

    >なお、イコライザーの最大の欠点は充電すると元に戻ってしまうことで、とても残念です。

    と書かれていますが、これは(マルチポイント接続ではなく)iPhoneのみ接続の状態からケースに戻した場合ではないでしょうか?他の方でもiPhoneだとイコライザーが戻ってしまう報告があったのですが、Android(Pixel)だと設定が維持されたそうです。管理人さんはAndroidのみ接続の状態からケースに戻した場合でも、イコライザーはリセットされてしまいましたか?

    それ以外でも、イコライザーの設定は、設定端末以外の他デバイス接続時にそのまま引き継がれるという報告を複数見ています(利用環境が書かれていませんでしたが、その場合はおそらくAndroidでの接続)。

    このあたりについて、お時間ありましたらお試しの上ご報告いただけないでしょうか、よろしくお願いします。

    • czn03076 より:

      コメントありがとうございます。試してみたところ、確かにAndroid(Xiaomi Mi 11 Lite 5G)でイコライザー設定した場合は保存されますね。マルチポイント接続でiPhone、Android両方接続したうえで、Androidから設定した場合でもきちんと保存されて、設定後にiPhoneで再生してもイコライザー設定は引き継がれていました。一度保存されると、その後単独でiPhoneに接続して再生しても設定は引き継がれていることを確認できました。記事を修正させていただきます。ご指摘ありがとうございました。

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