毎月のように新しいイヤホンが登場する100円ショップ、ダイソー。そのダイソーで2024年7月に見つけた新しいイヤホンが、お値段100円(税込み110円)の「高音質ステレオイヤホン」です。
型番は特に書かれていないようで、JANコードは「4550480504759」。カラーは「ホワイト」「ブラック」の2色を確認しています。
100円では珍しい、「インナーイヤー型」に分類されるこのイヤホン、品名に「高音質」の文字が入っています。このお値段で本当に高音質ならサイコーということで、ホワイトを実際に買って試してみました。
果たして音質はどうなのか、レビューしたいと思います!
ダイソー「高音質ステレオイヤホン」の特徴・機能
- 長時間使用しても耳が疲れにくいインナーイヤー型
- コードの長さ 約1.2m
- お値段100円(税込み110円)
ダイソーの「高音質ステレオイヤホン」は、100円(税込み110円)という値段では珍しい「インナーイヤー型」です。
インナーイヤー型イヤホンは、耳の穴にひっかけるような形で装着するタイプのイヤホンです。
インナーイヤー型は、現在主流のカナル型のように耳の穴を完全にふさがないため、耳が疲れにくく、音の広がりを感じやすいという特徴があります。そのかわり、音が周囲に漏れやすいデメリットがあり、人が多い環境で使う場合は注意が必要です。
本機は100円のイヤホンにしては珍しく、ケーブルの長さが1.2mあります。音響機器メーカーのイヤホンも大体1.2mが標準なので、使いやすい長さと言えます。
なお、本機はマイクがついていません。Web会議等には使えませんのでご注意ください。
ドライバーの口径は14mmとかなり大きいほうです。パッケージのスペックはこんな感じ。
外観
形はAppleの「EarPods」や「AirPods」に似ています。プラスチック製で、本体部分を持った感じはかなり軽いです。
内側はこんな感じです。十字型の穴があります。装着した感じはApple EarPodsや、同じダイソーの300円、500円のインナーイヤー型と大差ありません。
端子はΦ3.5mmの3極ミニプラグです。ケーブルは華奢な感じではなく、意外としっかりしています。
EarPodsと比べてみる
Appleの「EarPods」と並べてみました。写真左がダイソーの「高音質ステレオイヤホン」、右がAppleの「EarPods」です。ダイソーのほうがAppleのものよりも若干大きい感じです。
右のEarPodsには接合部の段差がなくなめらかだったり、ケーブルの付け根の処理が丁寧だったり、さすがに価格差が大きいので、つくりにも大きな差があります。
音質レビュー
ダイソーの「高音質ステレオイヤホン」は名前のとおり「高音質」なのか、実際に聞いて確認してみました。
結論から言うと、「100円にしては頑張ってる、でも音質に期待して買うべきではない」というレベルでした。
まず、結構こもっていて、全体的に音がぼんやりしています。エレキギターをかき鳴らすような音楽だと、ぼわーんという感じが強めです。
全体的なこもり感の中で楽器やボーカルが埋もれてしまっていて、引っ込んで聞こえます。例えるなら粘土の中にモノを押さえつけてめり込んじゃっているような状態です(わかりにくいかも・・・すみません)。
音は低音域が強め、中音域はぼんやり、高音域は絶対的に不足、というようなバランスでした。
同じダイソーに売っている300円のインナーイヤー型のほうが、1段階ぼんやり感が少ないので、最低限そっちを買ったほうが良いかと思います。
お値段は25倍くらいになっちゃいますが、この形状でまともに使いたいなら、結局「Apple EarPods with 3.5 mm Headphone Plug」一択のような気がします。音が全然違いますし、マイクの音も非常に優秀です。通販でご購入の際は、偽物がめちゃくちゃ多いのでご注意ください。
まとめ
100円ショップダイソーの「高音質ステレオイヤホン」は、100円(税込み110円)で購入できるインナーイヤー型のイヤホンです。
装着感は一般的なインナーイヤー型イヤホンと同様で、耳をふさがないので締め付け感がなく、長時間装着していても疲れにくくなっています。
「高音質」なイヤホンのはずですが、音質については、こもり感とぼんやり感が強めです。100円というお値段にしては頑張っていて、聞くに堪えないというレベルではありません。
ダイソーで売っている300円や500円のインナーイヤー型イヤホンも、全体的な音の傾向は似たようなもので、50歩100歩といってもいいのではないかと思いますが、100円の本機と比べると1段階ぼんやり感が少ない気がします。
当サイトとしては、インナーイヤー型を購入するなら、やはり「Apple EarPods」が結果的に良いのではないかと考えています。お値段がだいぶ上がってしまうので当たり前の話ですが、音質やつくり、マイク等、とにかくすべてが違います。長く活用するなら、きちんとしたものを買ったほうがいいのかな、と思います。
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