今回ご紹介するダイソーの「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー)」は、以前、当サイトでもご紹介したTGC(TOKYO GIRLS COLLECTION)とコラボレーションした「完全ワイヤレスイヤホン(ツートンカラー、型番:DG036-02TGC)」の兄弟機です。
今回の「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」は、ピンク(No.8770)、ライトグレー(No.8787)、イエロー(No.8794)、ラベンダー(No.4148)の4色展開です。
しばらく店頭の状況を観察したところ、一番早めに店頭在庫がなくなるのがライトグレー(No.8787)だったので、こちらを買ってみました。
本記事では、「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー)」について、特徴などを簡単にご紹介します。技術適合証明資料にも「All the same except for the model name and color.(モデル名と色を除いてすべて同じ)」と書かれていますので、レビューもTGCコラボのものとほぼ同じ内容です・・・。
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の概要・特徴
- 日本人技術者がチューニングした日本人向けの音質
- 映像との音ズレを軽減するゲームモードつき(遅延時間 0.06秒)
- イヤホン単体で7時間、ケース併用で18時間の連続再生
- 対応コーデックはSBCのみ
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の特徴は、日本人技術者がチューニングした音質、そして映像と音ズレを軽減するゲームモードがついていることです。
イヤホン単体で7時間の連続再生時間は、1000円のイヤホンとしては長いほうで、バッテリー持ち時間は良いと思います。
本機はタッチセンサーで操作しますが、ややセンシティブな反応(ちょっと触っただけですぐ反応する)ので、ケースから取り出したときや、一時的に耳から外した時に意図しない操作になる可能性があります。
レビューしている最中の話なので特殊なのかもしれませんが、Androidスマートフォンに接続しながら耳に装着したり外したりしながらカメラアプリで写真を撮っていたら、勝手にセルフタイマー撮影されたりしていました。
本機はスマートフォンに接続すると「DG036-02」という名前で表示されます。接続はSBCコーデックで行われます。
本機は4機まで接続した機器を記憶しておくことができますが、同時接続はできない仕様です。また、防水仕様ではないので、水濡れしないように注意が必要です。
スペック
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の基本スペックは1000円のイヤホンとしては標準的です。チューニングの内容が長々と書かれていますが・・・。
パッケージ内容
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」のパッケージ内容はこれもTGCコラボモデルと同じ、本体、充電ケース、マニュアルの構成です。本体に付属しているイヤーピースはMサイズです。マニュアルは日本語でわかりやすく作られています。
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の外観
ケース
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」のケースのサイズは幅43.3×奥行43.3×高さ30mmです。ふた開閉部の下に充電用のUSB Type-C端子がついています。
TGCコラボモデルと異なる点はデザインで、TGCモデルはツートンカラーでしたが、本機は単色で構成されています。色で若干安っぽい感じにみえますが、つくりは悪くありません。
ふたの開閉はしっかりしていて、ふたを全開にするとふらつくことなく全開でとまり、閉めようとするとパカっと勢いよく閉まります。ケース重量は本体込みでTGCモデルと同じ実測27.3gです。
本体
本体サイズも小さめで、幅26×奥行15.1×高さ15mmです。重量は片方3.8gと標準的~やや軽めです。
イヤーピースの形が音響機器メーカーの製品では見たことない形をしています。
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の音質・使い勝手
音質レビュー
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の音質は、TGCコラボモデルと全く同じでした。
ダイソーのこれまでのワイヤレスイヤホンの中では最高レベルで高音域へ振った音です。高音域がしっかりしているので、音のクリアさやヌケ感は今発売中のモデルの中ではピカイチです。
低音域~中音域のチューニングもバランス良く行われているので、100均独特のボワッとした感じはなく、割とボーカルやギターの領域が良く聞こえるように感じます。
一方で、高音域過多な面もあり、やや刺さる感じの音になりがちで、聞き疲れするかもしれません。
また、これが一番残念な点なのですが、楽曲によってはビリビリ音が鳴ってしまいます。前回レビューした個体でも同様でしたので、このシリーズ「DG36-02」の仕様であることがはっきりしました。
得意な曲、不得意な曲がはっきりしたイヤホンだと思います。とはいえ、これまでの100均での完全ワイヤレスの中ではかなりクリアな音づくりなので、なかなか良いと思います。
TGCコラボモデル時にご紹介したイヤーピースは今回も有効です。イヤーピースが合わない場合は検討してみると良いかと思います。finalの製品は高いので、お値段を考えると「ER-TW1」を選ぶとよいのかな、とおもいます。
遅延/ボリュームコントロール
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」の遅延については、Youtubeを視聴してみた感じでは、やはり通常モード(Music Mode)でも概ね問題ないレベルだと思います。ちょっと気になるようなら、タッチセンサーを3回タップしてゲームモードにすると改善されます。
iPhoneに接続した際のボリュームコントロールに関してですが、本機の最小音量はAir Pods Proの2~3段階目くらいなので、ものすごく小さい音にはなりません。その後のボリュームの上がり方は細かく調整できるので、ボリュームが大きすぎて困るといったことはなさそうです。
マイク性能
マイクの性能は1000円の完全ワイヤレスイヤホンにしては良いほうだと思います。Web会議を使って静かな環境で試してみたところ、こもり感は少なく、普通にしゃべっていれば相手に伝わる程度の音になっています。実用レベルと言えるでしょう。
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」のまとめ
ダイソー 「完全ワイヤレスイヤホン(パステルカラー) 」は、2024年3月に出たTGCコラボレーションモデルの姉妹機で、名前と色以外は全く同じです。
音質はこれまで1000円で出ていた完全ワイヤレスイヤホンの中では一番クリアに聞こえるような音質で、なかなか良い仕上がりです。残念なのは、音源によって音が飽和してビリビリ音が出てしまうところです。前回レビュー時に感じたビリビリ音は個体差ではないかと期待していたのですが、残念ながら本機の仕様であることが判明しました。
もし、THREEPPYが近所にあるなら、1500円してしまいますが「ミニワイヤレスイヤホン」のほうが音質、防水性能、AACコーデック対応等々、差額500円を支払う価値があるレベルで性能差があるので、「ミニワイヤレスイヤホン」を買うことをお勧めします。
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