ダイソーのワイヤレスマウスはこれまで2つほど紹介してきました。そのうち1つは今でも売っている300円のワイヤレスマウスで、USBレシーバーをパソコンに挿入して使うタイプのものでした。
2024年半ばには、500円のマウスが2種類、700円のマウスが1種類のマウスが登場しました。それぞれ機能に差があり、画像一番左のマウスはUSBレシーバー+DPI切り替え+乾電池式でドット柄、真ん中はBluetooth+USBレシーバーで乾電池式、一番右の700円のものはBluetooth+USBレシーバー+充電式です。

ドット柄のマウスはBluetoothが使えなかったことと、700円のマウスは充電端子がイマドキmicroUSBで中途半端だったことから、今回は真ん中のBluetooth+USBレシーバーのワイヤレスマウスを購入してみました。
本記事では、ダイソーの500円ワイヤレスマウス「Bluetooth・無線両用マウス(乾電池式、3ボタン)をレビューしていきます。
ダイソー「Bluetooth・無線両用マウス」の特長・仕様
- Bluetooth接続・USBレシーバー接続の両方に対応
- 3ボタン(左右+ホイール)とも実は静音ボタンを採用
- 乾電池式(単4×2本)
ダイソーのワイヤレスマウス「Bluetooth・無線両用マウス」の一番の特長は、Bluetooth接続と付属のUSBレシーバーを使っての接続を選べる2Wayということです。
2番目の特長はパッケージに特に書いていないのですが、ボタンはいずれも静音仕様になっています。クリックするとカチカチという音はせず、小さくポコポコという鈍い音が鳴ります。
2Way以外の仕様などは至ってオーソドックスで、3ボタン式、赤色LEDによる光学読取式(DPI:1000)といったところです。電池は単4を2本使います。

パッケージ内容
パッケージの内容は、本体、USBレシーバー(本体に収納されています)、取扱説明書のみです。電池は入っていませんので、別途単4電池×2本が必要です。試してみたところ、充電池も使うことができます。

ダイソー「Bluetooth・無線両用マウス」の外観
マウスは適度な大きさで、指が触れる部分が微妙にくぼんだりカーブしたりしているので、手になじんで持ちやすい形をしています。この写真からはわかりませんが、マウスボタンの先端あたりの処理や、ホイールにバリがあったりするものの、100均に売っているマウスの中では良好なつくりと言えます。

大きさは、大きすぎず小さすぎずで、縦95mm、横60mm、高さ40mmくらいの大きさです。

重量は電池によって変わりますが、充電池2本とUSBレシーバーを入れた状態で69.4グラム程度です。

USBレシーバーが本体内に内蔵されています。USBレシーバーの突起部(黒い部分)は約6.5mmです。パソコンにつけると、7~8mm飛び出すようなイメージです。

裏側はこんな感じ。説明書にも書かれていますが、電源スイッチはありません。LEDは赤色です。裏側の工作精度はそんなに良くないかな、というところです。
数年前の100均マウスはソールの高さが微妙に違ってがたついたりしましたが、本機は特にがたつきはありません。

ふたは微妙に開けにくいですが、開けると電池ボックスとUSBレシーバーの収納部があります。下の写真の中央にある長方形の部分がUSBレシーバーが収納されている様子です。

ダイソー「Bluetooth・無線両用マウス」の使い方
接続の方法は、USBレシーバーのほうが簡単です。一度USBレシーバーで接続すると、Bluetooth接続で使いたいときは電池を抜いて、再度電池を入れる必要があります。
- 電池を入れる(電池を入れ直す)
- 他のマウスまたはタッチパッド等でパソコンを操作し、設定画面で「BT5.0 Mouse」を選択する(Windows11の場合は、設定→Bluetoothとデバイスの順に操作し、画面上部右側の+を押すと、以下の画面が出てきます。そこから「BT5.0 Mouse」を選択します)

- 電池を入れる(電池を入れ直す)
- パソコンのUSBポートににUSBレシーバーを挿入すると、すぐ使えるようになります
一度接続するとあとは設定いらずで接続できますが、しばらく放置すると自動的にマウスの電源が落ちてしまいます。この場合は、左右どちらかのボタンをクリックすれば再度使えるようになります。
Logicool等のマウスの場合は、マウスをちょっと動かすとすぐ再接続されるのですが、このマウスはボタンをクリックする必要があるので、多少使い勝手が落ちます。
ダイソー「Bluetooth・無線両用マウス」の使用感
普段、LogicoolのM550を使っているのですが、本記事をダイソーのワイヤレスマウス「Bluetooth・無線両用マウス」をBluetoothモードで実際に使って書いてみました。
まず、「Bluetooth・無線両用マウス」は70g程度ということもあり、形状が持ちやすいことと相まってとても軽く動かすことができます(M550は93gあるので、やや重い)。
マウスカーソルの追従は基本的には良好ですが、30秒~くらい動かさないでいると、次に動かしたときに、動き出しがワンテンポ遅れることがあるのが若干気になります。
左右ボタンのクリック音は静かで、クリック感も基本的に問題ないのですが、文章を範囲指定したりするときに、ごくまれに「おや?」ってなることがありました。ボタンは中央をしっかり押すようにしたほうが良いかもしれません。
マウスホイールは回転時に軽くカタカタとクリック感がある感じですが、やや大雑把かつカタめで滑りがよくない感覚を受けます。回転したときのスクロール動作自体は全く問題なく、感覚的な問題かと思います。
Bluetoothの接続は安定していて、パソコンの電源を入れ直しても認識しますし、スリープからの復帰もボタンを押せばきちんと復活しました。
実はこのマウス、Logicoolのマウスとそっくり?
使い勝手をLogicoolのマウスと比べようと思って、通常利用のM550とは別の手持ちのマウスを漁っていたら、なんとこのダイソーのマウス、上面はLogicoolのM235とめちゃくちゃ似ています。
LogicoolのM235は左右側面にゴムがついていたり、2色構成になっていたりしますが、くぼみのつけ方などはかなーり似ています。なお、底面は全く違いますし、ホイールの感触も全然違います。
工作精度も当たり前ですがLogicoolのマウスのほうが圧倒的に上です。
触った感じはM235の側面のゴムや表面処理の関係でだいぶ違いますが、持った感じはかなり似ています。ダイソーのマウスのほうが軽いので、軽快に動かせます。
クリック感はM235は静音ではありませんが、ダイソーのマウスは静音です。
実際の動き等については、言葉では言いにくいのですが、全般的にLogicoolのほうが良いです。



ダイソー「Bluetooth・無線両用マウス」のまとめ
ダイソーで販売されいる500円(税込み550円)のワイヤレスマウス「Bluetooth・無線両用マウス」は、Bluetooth、USBレシーバーの両方の接続方式に対応した3ボタンマウスです。
手になじみやすい形をしていて、重量が軽いことと合わせて操作性は良好で、これまでの100均のマウスの中ではかなりいい感じだと思われます。
マウスカーソルの追従性は良好で、クリック音も静か、ホイール動作は多少固めですが普通に使えます。その一方で、しばらく放置した後でマウスを動かすと動き出しが一瞬遅れてついてくることがあるなど、大手メーカー製マウスと比べるとやや使い勝手が劣る面があります。
ダイソーの500円ワイヤレスマウス「Bluetooth・無線両用マウス」は、慣れれば常用しても良いのかもしれませんが、基本的にはあまり使わないパソコンに接続する、あるいは外出先でちょっと使う、といった、一時的に使う用途での利用をおすすめしたいと思います。
常用するのであれば、大手メーカー製、個人的にはLogicoolのマウスをおすすめしたいと思います。BluetoothとUSBレシーバー式の両対応は高くなってしまいますが、比較的低価格でクリック音が静かなUSBレシーバー式のM220や、Bluetooth式のM240あたりは、小型ですし、常用できるマウスかと思います。
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