コスパの高いイヤホンを出し続けるブランドSoundpeats(サウンドピーツ)から、2026年8月28日、看板機種の最新作「Soundpeats Air6 Pro」が登場しました。
最大-58dBの強力ノイズキャンセリング、待望のワイヤレス充電・装着検知への対応など、前作「Air5 Pro」から約2,400円値上りしているものの、より強力な「全部入り」機種へと進化。さらに音質面でも従来の重低音メインから「ボーカル重視の素直なサウンド」へと大きな変化を遂げています。
本記事では、実機をじっくり使い込んで感じた音質・ノイキャン性能・使い勝手や、上位機種「Air5 Pro+」や他のライバル機などとの比較など、いろいろレビューしたいと思います!
Soundpeats Air6 Proの特長と前作Air5 Proからの進化点
主な特長・進化点
- Soundpeats史上最強の最大-58dB ノイズキャンセリング
- 音質チューニングの進化(Air Series Tuning Gen2)
- 高音質コーデックをほぼほぼ“全部入り”で網羅
- 片側4.5gの超軽量 & ロングバッテリー
- 使い勝手を向上させる機能群
Soundpeats史上最強の最大-58dB ノイズキャンセリング
本機のノイズキャンセリング機能は、片側4基/計8基の高性能小型マイクを配置したフィードフォワード+フィードバックのハイブリッド方式を採用、最大-58dBのノイズキャンセリングに対応します。
移動中や外出時など、どんなシチュエーションでも低域から高域まで強力に騒音をカット、音楽や動画に集中しやすい快適なリスニング環境を実現しています。
もちろん、外音取り込み(パススルー)モードや風切り音低減モードも完備されています。
音質チューニングの進化(Air Series Tuning Gen2)
新開発の11mm大口径ドライバー(PU+PMI複合素材)を搭載。SOUNDPEATS独自の音質向上技術「Air Series Tuning Gen2」では、ボーカル表現を軸にチューニング。ボーカルは厚みと温かみのある自然な響きを、楽器は一音一音の細かなニュアンスまでクリアに描き出し、複雑な楽曲でもそれぞれの音の存在感を鮮明に表現します。
高音質コーデックをほぼほぼ“全部入り”で網羅
本機はQualcomm社の「QCC3091」チップセットを採用、「Snapdragon Sound」に対応デバイスとして、aptX Adaptive、aptX Lossless、aptX、LC3、LDAC、AAC、SBCのコーデックに対応しています。LDACを使う場合は、アプリで「LDAC」をONにする必要があるようです。





片側4.5gの超軽量 & ロングバッテリー
イヤホン単体で約12時間、ケース込みで最大52時間のスタミナ性能を実現。急速充電に加え、ついにSoundpeatsでも置くだけで充電できる「ワイヤレス充電」に対応しました。
使い勝手を向上させる機能群
2台の機器と同時に接続できる「マルチポイント接続」や「着脱検知」を搭載。専用アプリから10バンドイコライザー調整や聴力に応じた最適化も可能。Dolby Audio対応やCVC8.0通話ノイズキャンセリングなど、あらゆるシチュエーションで使える機能が搭載されています。
主なスペック
本機のスペックを見ると、ほとんどの項目で〇がつく機能を搭載しています。機能的にはほぼいうことはなさそうです。
一つ残念な点としては、LDACを使おうとするとマルチポイント接続が併用できなくなる点でしょうか。
| Soundpeats Air6 Pro | |
|---|---|
| Bluetooth SoC | Qualcomm QCC3091 |
| ヘッドホンタイプ | カナル型、スティック型 |
| コーデック | SBC / AAC / aptX / aptX Adaptive / aptX Lossless / LC3 / LDAC |
| Bluetooth Ver. | 6.0 |
| 再生時間 | 本体:約12時間 充電ケース併用:約52時間 |
| 急速充電対応 | 10分充電で4時間使用可能 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| ワイヤレス充電 | 〇 |
| ドライバー | 11mmダイナミックドライバー (PU+PMI複合素材) |
| 防水性能 | IPX5 |
| ノイズキャンセリング | 〇 |
| 外音取込モード | 〇 |
| 低遅延モード | 〇 |
| マイク性能 | cVc 8.0ノイズキャンセリング技術搭載 |
| 着脱検知機能 | 〇 |
| 空間オーディオ | 〇 |
| マルチポイント接続 | ○ |
| Google Fast Pair | △ (発売時点では対応していない) |
| アプリ対応 | 「SOUNDPEATS」「PeatsAudio」対応 |
パッケージ内容
本体以外の付属品は、充電ケース、充電ケーブル(USB Type-C)、説明書、イヤーピース(S/M/L、Mは本体に装着済)、シールです。
なぜか毎回ついているシールが面白いですね。

Soundpeats Air6 Proの外観デザインと装着感をチェック
本体
Soundpeats Air6 Proの本体の外観は、これまでよりもシックな装いで、抑え目の色使いです。側面には「Hear the difference」と書かれています。

内側は光沢仕上げになっています。

ノズルは楕円形です。

本体の大きさは11mmドライバーを採用しているわりにはコンパクトな気がします。重量は約4.8g程度です。


装着感は?
Air6 Proの装着感はカナル型としては標準的で、しっかりと耳にはまって安定しているような印象です。ジョギングを30分ほどしてみたのですが、特にずれたり落ちたりすることなく使うことができました。
耳からの出っ張りもさほどではなく、デザインも抑え目なので、見た目上の違和感も少ないのではないかと思います。

充電ケース
ケースはコロッとした丸みを帯びたフォルムです。外は非光沢仕上げで、指紋や汚れが目立たなくてよいです。最近のワイヤレスイヤホンの中では標準的~やや大きめといった感じです。

背面には大き目に「soundpeats」のロゴがあしらわれています。ロゴは新しいものに刷新されたようです。

蓋をあけると本体が大きく露出するような構造です。EarfunやSoundpeatsの上位機種で最近採用されているデザインで、取り出し・収納がしやすいことが特徴です。

ケースは標準~やや大きめといったところですが、丸みを帯びているので持ちやすいです。重量は53.8gくらいです。


Soundpeats Air5 Pro+と比べてみる
外観をAir5 Pro+と比べてみました。ケース外観はあまり変わりませんが、Air5 Pro+のほうは背面のUSB-C端子がゴールドで縁取られています。

本体はAir6 Proが抑え目なデザインに対して、Air5 Pro+はゴールドで派手なデザインになっています。


Soundpeats Air6 Proの音質レビュー
Soundpeats Air6 Proの音質は、これまでのSoundpeatsのサウンドが重低音ズンズン系だったのと比べると、音質の傾向はやや変化を見せています。
本機の紹介ページでは、音質について「ボーカルを軸に」といった表現をしていて、中音域の聴きやすさを重視しているように見受けられます。
実際、低音域に関してはすべてを埋め尽くすような感じではなく、中音域~高音域を埋め尽くさずにしっかり響かせつつ、バスドラムやベースの輪郭がはっきり聞き取りやすい、スピード感のある低音になっています。
中音域に関しては、ボーカルが少し前に出て聞きやすい印象です。解像感はそれなりに高めで、様々な楽器が鳴っていてもそれぞれが埋もれることはなく、きちんと聞き取れます。
高音域についてもちょうどよくチューニングされていて、刺さるような鋭さが抑えられ、派手さはないもののピアノの響きやアコースティックギター、ドラムのシンバルやハイハットなどの金属的な響きなどもよく表現できている印象です。
空間的な広がり感は、奥行き感こそ高級機に及ばないところはありますが、横の広がり感はそれなりにある印象です。
また、Soundpeatsの音を聞いていて思うのは、なかなか表現はむずかしいのですが、他のメーカーと比べてどの機種も共通して音が引っ掛かりが少なくすっと出ている印象があります。
総合的に、高級機には半歩及ばない面はありますが、イコライザーをいじることなく普通に聞いていて十分満足できる音質に仕上がっていると思います。
Soundpeats Air5 Pro+他と比べてみる
Soundpeats Air5 Pro+は、xMEMSドライバを搭載し、特に高音域のキレに特徴がある機種です。Air6 ProとAir5 Pro+を比べてみると低音域についてはAir6 Proのほうが輪郭がくっきりしていて、中音域以降を飲み込まないキレの良いサウンドになっています。
Air5 Pro+はデフォルト状態のチューニングだと、よーく聞くとキレの良いやや鋭めの高音域なのですが、低音域に埋もれがちです。イコライザーで低音域を少し削って、高音域を少し盛り上げるとだいぶキレの良いサウンドになります。
一方で、Air6 Proは、デフォルト状態でもよいバランスに仕上がっているので、あまり何も考えずに聞くならAir6 Proのほうが良い気がします。
鮮烈な高音域やモリモリの低音域が欲しい、という方にについてはAir5 Pro+のほうが良いかな、と思います。
また、直近でレビューした「Soundcore P42i」とも聞き比べてみました。価格帯は同等~Air6 Proのほうがちょっと高い、というような位置づけです。コーデック面ではAir6 ProのほうがaptX系に対応している点で優れているといったところです。
実際の音質についても、Air6 Proのほうが上位機に近いサウンド傾向で、ボーカルや楽器の音の厚み、音の広がり感などがAir6 Proのほうが良いかな、という印象です。
Soundpeats Air6 Proのノイキャン性能を検証!
Air6 Proのアクティブノイズキャンセリング(ANC)性能は、最大58dBとされていて、Soundpeatsの中では過去最高の性能とされています。
実際に騒音の大きい電車(地上区間、地下区間)とショッピングモール・駅の人込みの中で性能を確認してみたところ、本機の性能はこの価格帯では最高クラスの効き具合だと感じました。
電車の中では、低音域を中心に走行音とエアコンの音は大部分がカットされ、それより上の領域でも一歩音が引っ込んで会話している声が浮いてくるような感じで、音楽がかなり聴きやすくなります。
人込みの中でも靴音とか何かが当たる鈍い音とか声とは違う低めの音はだいぶ軽減され、ヒールなどのちょっと高めの靴音とか、金属音、会話などが一歩先に浮き出てくるようなイメージです。
今回はたまたまAirpods Pro3と比較してみたのですが、だいぶ良いところまで迫ってきているなぁという印象です。おそらく、打消しできる音の高さがAirPods Pro3のほうが上の領域まで打消しに行けるような印象ですが、ノイズキャンセリングの効果としてはAir6 Proでも十分実感できるような仕上がりです。
Soundpeats Air6 Pro その他の使い勝手
マイクの音質
本機のマイクの音質をWeb会議を通じて確認してみましたが、静かな環境では普通に話していれば十分相手に伝わる音質でした。
周囲が多少うるさい環境でも、多少音質は落ちますが自分の声を中心にひろってくれますので、ビジネス用途として十分実用的だと思います。
動画の遅延について
完全ワイヤレスイヤホンの場合、動画視聴時の音と映像のズレが気になる場合があります。本機でYoutubeやNetflixを視聴してみたところ、概ね違和感なく動画を視聴することができました。
本機には低遅延モード(ゲームモード)もついているので、仮に違和感を感じたとしても軽減することは十分可能なのではないかと思います。
iPhone接続のボリューム
iPhoneに接続した場合に、最低ボリュームが結構大きかったり、ボリュームを上げるといきなり音が大きくなる機種があります。
本機は最低音量だとAirPods系でいえば2段階目といったところです。それ以降のボリュームの上がり方は緩やかながらはっきり上がっていく印象です。細かい調整まではできませんが、外出時は4段階目~5段階目くらいで、静かな室内で聞くなら3段階目くらいが適切なところかなと思います。
まとめ:Soundpeats Air6 Proはどんな人におすすめ?
2026年8月に発売されたSoundpeatsの新作イヤホン「Air6 Pro」は、性能面、音質面の両面でこれまでのAirシリーズの完成度をさらに高めてきた印象を受けます。
これまで対応していなかったワイヤレス充電など、機能面で考えられる機能はほぼ網羅してきているうえに、音質もこれまでとは少し異なる傾向で、ボーカル領域にフォーカスして各音域間のバランスを整えてきました。もちろんアプリを使えば好みの音質に調整することも可能です。
マイク性能やANC性能も実用性十分で、普通に使うには十分な仕上がりなように感じます。
使ってみて感じた、オススメの人、向いていない人はこんな感じです。
- 1万円台前半、セール時1万円前後という価格で、満足感の高い製品を選びたい人
- なるべく安くアクティブノイズキャンセリングがよく効くイヤホンが欲しい人
- Android機で高音質コーデックを堪能したい人(iPhoneでも十分良好ですが)
- 普段使いからビジネスまで、さまざまな用途で使いたい人
- とにかく高音質を求める人
- 重低音バリバリじゃないとダメな人
- 最高のノイズキャンセリング性能を求める人





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