当サイトでも紹介した「Redmi Buds 6 Lite」は、格安にもかかわらず上位機種とほぼ同等の機能を備えた、超コストパフォーマンスモデルでした。
同時期に発売した機種「Redmi Buds 6 Pro」は、Redmiブランドの中でも最上位機種にあたる機種で、完成度が高いと評判の機種となっています。
先ごろ、Redmi Budsシリーズの新製品が登場し、今回紹介する「Redmi Buds 6 Pro」の後継機「Redmi Buds 8 Pro」も登場していますが、レビューを見ていると音質は多少良くなっているとの話ですが、大きくは変わらないとの意見もちらほら見受けられます。
ということで、手元にあった「Redmi Buds 6 Pro」について、上位機種にも匹敵する音質なのかが気になったので、定価が3万円を超える機種や、価格が同等の機種と聞き比べをしてみました。
本記事では、「Redmi Buds 6 Pro」の簡単な紹介と、「AirPods Pro3」や「EAH-AZ100」といった上位機種、同等の価格の「Earfun Air Pro 4i」、下位機種「Redmi Buds 6 Lite」との聞き比べをしてみました。
「Redmi Buds 6 Pro」の製品概要・スペック
- カスタム同軸トリプルドライバーで豊かな高音を実現
- 最大55dBのアクティブノイズキャンセリング、4kHz超広帯域周波数
- LDAC認定ハイレゾオーディオ
- ヘッドトラッキング3Dオーディオに対応
本機「Redmi Buds 6 Pro」の主な特徴をおさらいしておきます。
カスタム同軸トリプルドライバーで豊かな高音を実現
本機は圧電セラミックドライバー×2、チタニウムダイアフラム搭載ダイナミックドライバー×1の計3基のドライバーを搭載。デュアルドライバーに加えて高周波数圧電ドライバーを追加したことで、高音域の表現が豊かになり、音の深みが増すそうです。
最大55dBのアクティブノイズキャンセリング、4kHz超広帯域周波数
アクティブノイズキャンセリング性能は55dbとかなりの高性能で、従来より広い4kHzのノイズキャンセリング周波数にも対応しています。これにより、下位機種が苦手だった中~高音域のノイズも低減できるようになりました。
LDAC認定ハイレゾオーディオ
対応コーデックはSBC/AAC/LDACに対応。LDACに対応していることで、自動的にハイレゾオーディオに対応、より繊細な音のニュアンスを伝えられるようになります。
ヘッドトラッキング3Dオーディオに対応
頭の動きに合わせた「音の向き」の変化に対応した、3Dオーディオに対応しています。下位機種でも3Dオーディオに対応している例はありますが、たいていはヘッドトラッキングには非対応なので、こちらも差別化が図られています。
主なスペック
| Redmi Buds 6 Pro | |
|---|---|
| Bluetooth SoC | 不明 |
| イヤホンタイプ | カナル型、スティック型 |
| コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| Bluetooth Ver. | 5.3 |
| 再生時間(ANC OFF) | 本体:9.5時間 充電ケース併用で最大36時間 |
| 急速充電対応 | 5分充電で2時間使用可能 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| ワイヤレス充電 | ○ |
| ドライバー | 6.5mm圧電セラミックドライバー×2 11mmチタニウムダイアフラム搭載ダイナミックドライバー×1 |
| 防水性能 | IP54 |
| ノイズキャンセリング | 最大-55dB 4kHz超広帯域周波数 レベルレスノイズキャンセリング技術 |
| 外音取込モード | ○ |
| 低遅延モード | ○ |
| マイク性能 | 片側3基のマイク、通話時AIノイズキャンセリング |
| 着脱検知機能 | ○ |
| 空間オーディオ | 3Dオーディオ ヘッドトラッキング対応 |
| マルチポイント接続 | ○ |
| Google Fast Pair | ○ |
| アプリ対応 | 「Xiaomi Buds」対応 |
「Redmi Buds 6 Pro」の外見
本体


充電ケース



「Redmi Buds 6 Pro」の音質はどう?
音質レビュー
イコライザーで音をいじらない状態の本機の音を聞いてみると、まず感じるのはパワフルな低音域です。けっこう存在感があり、バスドラムはドンドンしてますし、ベースはかなり前に出てきます。ただ、輪郭はややぼやけていてルーズに鳴っている印象です。
中音域はバランスが良く、特にボーカルはかなり聞きやすいです。リッチで厚みのあるサウンドで、温かい音が出ている印象です。中音域はかなりいい感じです。
高音域に関しては、低音域に埋もれることなくちゃんと出ていて、適度にクリアです。シンバルなどの金属の打感はしっかり表現してくれますし、ピアノの高い音域についてもきらびやかに奏でてくれます。ただ、少し伸びが足りないのか、すこしだけくすんだような感覚がありますが、音としては疲れにくくて聞きやすい音に仕上がっている印象でもあります。
高音域については「Xiaomi Earbuds」アプリで「オーディオ効果」→「オーディオバランス」を「高音強化」にすると大きく変わり、クリアでのびやかなサウンドに切り替わります。通常はこのモードで使ったほうが良いと思います。
このように、全体的には低音が強いですが比較的バランスが良く長時間聞いていても疲れにくい音に仕上がっている印象です。
3万円台の機種と比較してみた

3万円台の機種として、Apple「AirPods Pro 3」、Technics「EAH-AZ100」、ちょっと古いSONY「WF-1000XM4」と本機「Redmi Buds 6 Pro」で聞き比べてみました。
当然ながら各製品で音質の傾向は異なりますが、「Redmi Buds 6 Pro」と3万円台の3機種で大きく違うのは、低音域と高音域のようです。
高価格帯3機種に関しては、どれも低音域の輪郭がしっかりしている印象です。「EAH-AZ100」と「WF-1000XM4」に関しては、「Redmi Buds 6Pro」よりも低音は強めな印象ですが、特にベース音の芯のしっかりした感じはこの2機種のほうが良好です。
また、高音域に関しては伸び・解像感・クリアさの面で高価格帯3機種とはかなり差があります。高価格帯3機種は金属感や音のツヤ、きらびやかな感じは「Redmi Buds 6 Pro」を大きく上回るものでした。ただし「Redmi Buds 6 Pro」はアプリで高音強化設定を行えば、かなり良いところまで肉薄できる印象です。
これらをふまえると、やはり高価格帯の機種とは結構な差があることが実感できました。一方で、中音域の温かさや聞きやすさは「Redmi Buds 6 Pro」もなかなかのものと感じました。
ほぼ同価格帯の機種と比較してみた

ほぼ同価格帯(か少し下)の機種として、コスパに定評があるEarFunの「EarFun Air Pro 4i」と聞き比べをしてみました。
低音域に関しては「Earfun Air Pro 4i」のほうが強くて迫力があります。低音の鳴り方は「Redmi Buds 6 Pro」のほうがスムーズで余裕のある鳴り方をしている気がします。輪郭はやや「Earfun Air Pro 4i」のほうがしっかりしているように思います。
中音域に関しては甲乙つけがたい印象ですが、どちらかというと「Redmi Buds 6 Pro」はあたたかめ、「Earfun Air Pro 4i」はクールな鳴り方をしているように思います。
高音域については「Earfun Air Pro 4i」のほうが伸びが良く、金属感やアタック感、きらびやかな感じは上です。ただし、「Redmi Buds 6 Pro」はアプリで高音強化設定を行うと、同等か上品さでは「Redmi Buds 6 Pro」のほうが良い感じになります。
「Earfun Air Pro 4i」はいわゆるドンシャリで、メリハリがあり迫力があるサウンド、「Redmi Buds 6 Pro」のほうは穏やかなアコースティックが合いそうな相対的にフラット寄りな音作りをしている印象です。聞き疲れしないのは「Redmi Buds 6 Pro」のほうですが、「Earfun Air Pro 4i」のほうが良いと思う人のほうがが多いんだろうなーという印象です。
低価格帯の機種と比較してみた

低価格帯の機種として、最近ダイソーで購入して好印象だった「完全ワイヤレスイヤホン(TWS006)」、同じシャオミの「Redmi Buds 6 Lite」と本機「Redmi Buds 6 Pro」を比較してみました。(「Redmi Buds 6 Lite」も、新製品「Redmi Buds 8 Lite」が登場しています。)
まず、「完全ワイヤレスイヤホン(TWS006)」との比較では、音の迫力や高音域の伸びは、「TWS006」もかなり善戦している印象です。ただ、音の奥行き感や広がり感は全然違い、「TWS006」は目の前の真ん中で音が鳴っているのに対し、「Redmi Buds 6 Pro」はもっと広い空間で、広がりや奥行きを持って音が鳴っている印象です。
「Redmi Buds 6 Lite」に関しては、音の傾向は結構近いものがありますが、高音域については「Redmi Buds 6 Pro」よりも濁った音になってしまっている印象です。大きな違いは音の広がり方で、「TWS006」と同様、空間の広さ、音の広がりや奥行きは「Redmi Buds 6 Pro」のほうが断然良いです。
さすがに低価格帯の機種との比較では「Redmi Buds 6 Pro」のほうがかなり良いという結果になりました。ただ、これら低価格帯のイヤホンについても、普通に聞くならこれでもだいぶ良いなと再認識できるほどにはよくできたイヤホンという印象でした。
「Redmi Buds 6 Pro」まとめ
「Redmi Buds 8 Pro」が登場した今、いまさらながらRedmi Buds 6 Proを取り上げるのもいまいちですが、コストパフォーマンスが高いとされるRedmiシリーズの最上位モデルの音質がどうなのかが気になって、手持ちのものを引っ張り出してみました。
機能面では高級機にも劣らない様々な機能が装備された本機ですが、音質についてはさすがに高級機には一歩及ばない結果となりました。
1万円前後の同価格帯の機種との比較では、音質は拮抗、どれを選ぶかは好みの問題といってよいのではないかと思います。また、この価格帯の機種はアプリを使った音質調整ができ、きちんと反映できるだけのポテンシャルがある機種ばかりなので、概ね何を選んでも不満はなさそうです。
低価格帯の機種との比較では、空間的な広がりが大きく異なることがわかりました。ここは価格が如実に音に反映されている印象でした。
本機「Redmi Buds 6 Pro」は、高価格帯の機種と比べるとやや音質面では差がありますが、多彩な機能と温かみのあるサウンド、アプリを使った好みの音質へきちんと調整できること、が確認できました。







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