100均で業界3位のキャンドゥでは、2022年8月から「EY-1、EY-2」がずっと販売されてきましたが、ついに2025年6~7月あたりから、新しい機種を見かけるようになりました(実際は3月くらいから一部店舗でおかれていたようです)。それが「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」(EY-6:黒、EY-7:白)です。
本機のメーカーは以前から販売されている機種と同じ「株式会社E Core」です。この会社は100均のデジタルグッズでよく見かけるメーカーですね。
本機のお値段は1000円(税込み1100円)と旧機種と据え置きながら、充電ケースにLEDディスプレイを搭載するなど、機能が向上しています。
前の機種は作りが甘くいまいちな印象でしたが、本機は一体どうなのでしょう?実際に使ってみました。
本記事では、100均ショップ キャンドゥで販売されている、株式会社E Core製の「LEDディスプレイワイヤレスイヤホンEY-6、EY-7」について、製品の特長、外見や使い勝手などをレビューしています。
「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の特長・性能
- 充電ケースにLEDディスプレイを搭載
- Bluetooth Version 5.3に対応
- ショートスティックのカナル型でかなり小さい
キャンドゥで販売されている「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の最大の特長は、充電ケースに搭載されたLEDディスプレイだと思います。
このLEDディスプレイでは、充電ケースのバッテリー残量数値が表示されるほか、イヤホン本体や充電ケース自身の充電中状態かどうかがわかります。
これ以外に大きな特長があるわけではないですが、Bluetoothのバージョンは5.3となっているので、そこそこ設計は新しいのかな、と思います。
また、キャンドゥにて以前から販売されている完全ワイヤレスイヤホンはビーン型ですが、本機は短い棒が伸びているショートスティック型の形状をしていてかなり小柄です。
主なスペック
本機のスペックは、基本的な機能の搭載に徹しており、2024年後半~2025年に発売された格安完全ワイヤレスイヤホンによくあるスペックです。
使っているSoC(チップ)は、格安ワイヤレスイヤホンによくあるZhuhai Jieli Technology製のものが採用されています。このチップのスペックを確認するとAACコーデックにも対応しているのですが、本機の対応コーデックはSBCのみです。
気になるのは充電時間で、本体の連続再生時間は約3時間となっています。他の格安機でもだいたい4~6時間は確保されていることが多い中で、3時間は短いといえるでしょう。といっても、前機種(EY-1、EY-2)は驚異の2時間だったので、前機種比では1.5倍になっています(笑)。
| キャンドゥ「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」 | |
|---|---|
| Bluetooth SoC | AC7023D2(Zhuhai Jieli Technology製) |
| イヤホンタイプ | ショートスティック型、カナル型 |
| コーデック | SBC |
| Bluetooth Ver. | 5.3 |
| 再生時間(ANC OFF) | 本体:3時間 |
| 急速充電対応 | × |
| 充電端子 | USB Type-C |
| ドライバー | 13mmダイナミックドライバー |
| 防水性能 | × |
| アクティブノイズキャンセリング | × |
| 外音取込モード | × |
| 低遅延モード | × |
| マイク性能 | 左右計2機搭載 |
| 着脱検知機能 | × |
| 空間オーディオ | × |
| マルチポイント接続 | × |
| Google Fast Pair | × |
| アプリ対応 | × |
パッケージ内容
本機のパッケージ内容は、本体に加えて、充電ケース、充電ケーブル(USB Type-C)、説明書です。
説明書は日本語で丁寧に書かれており、わかりやすくて安心感があります。

「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の外見
本体
キャンドゥで販売されている「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の本体は、光沢感のあるプラスチック製で、スティックの下部はシルバーの充電用接点になっています。

スティックの真ん中あたりがタッチセンサーです。

形状はカナル型よりもインナーイヤー型に近く、インナーイヤー型の音の出口部分をイヤーピースで覆ってカナル型にしたような雰囲気を感じます。

大きさは実測で縦27mm×横22mm×厚み19mmくらいで、小さ目です。

重量は実測で3.6g、軽いほうです。

充電ケース
充電ケースはつや消し加工されたプラスチック製で、見た感じはそんなに安っぽさもなく、つくりは良い感じです。ど真ん中にLEDディスプレイがあります。

ケース下部にUSB Type-Cの充電端子があります。

開閉はスムーズで、遊びもなく小気味よく開閉できます。本体の収納もスティックが外に来る形で収納できるので、自然に収納・装着できます。

大きさは実測で横59mm×縦43mm×厚み25mmくらいです。小さ目で手になじむ形状です。

重量は本体込みで実測31gと、かなり軽いです。ディスプレイは白と緑の表示です。緑部分で左右の充電状況がわかります。

「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の接続方法
キャンドゥで販売されている「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」をはじめて使用する際は、ペアリング作業が必要です。
- ケースのふたを開け、イヤホンを取り出します
- 接続したいスマートフォンのBluetooth機能をONにして、[設定]アプリから[Bluetooth]を選択、デバイス名「EC011」を選択します
- イヤホンから「ピッ」と聞こえて、スマートフォン側が「接続完了」となれば準備完了
本機はSBCコーデックしか対応していないので、SBCで接続されます。

「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の操作方法
キャンドゥで販売されている「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」の操作は、本体スティックの真ん中あたりのタッチセンサーをタッチすることで行います。
| 再生/一時停止 | L(左)またはR(右)を1回タッチ |
| 音量を上げる | R(右)を2回タッチ |
| 音量を下げる | L(左)を2回タッチ |
| 次の曲へ | R(右)を3回タッチ |
| 前の曲へ | L(左)を3回タッチ |
| 電話にでる/切る | L(左)またはR(右)を1回タッチ |
| 着信拒否 | L(左)またはR(右)を1秒長押し |
| 音声アシスタント(Siri/Google) | L(左)またはR(右)を2秒長押し |
| ノイズキャンセリングモード切替 | – |
| 低遅延モード(ゲームモード) | – |
| 電源ON | L(左)またはR(右)を3秒長押し |
「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」を使ってみた!
音質について
キャンドゥで販売されている「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」で音楽を聴いてみてまず思ったのは、「低音がすごい」ことと「全体的にややぼやっとしている」でした。
音は左右の広がり感は悪くないですが奥行き感は弱めで、近場で聞こえている感じがします。また、低音域が強いのと、中音域に少しぼわっとした感じがあるためか、薄い布を挟んで聴いているような、よく言えばマイルド、悪く言えば多少のこもり感があるサウンドです。
低音域はかなり強めで圧があり、時に中音域を食ってしまい、全体を覆ってしまうほどです。音は下の領域からはっきり聞き取れるくらいよく出ている印象ですが、輪郭は甘めな印象を受けます。
中音域は少しぼわっとした感じがあり、お風呂にいるような響きが感じられます。低音域が強い音楽ではベースが中音域を曇らせてしまうこともあって、全体的に各楽器の分離感は弱めです。ボーカルは聞こえやすく、刺さり感がないマイルドな聞こえ方です。
高音域は低音域・中音域よりも弱く、全体の中では控えめで物足りない印象です。抜けは悪くないようで、ドラムのシンバルやハイハットの金属感は耳を凝らして聴くと案外ちゃんと表現されているのですが、周りの音にうずもれてしまってせっかくの感じが生かせません。また、例えばピアノの音はしっかり聞こえるのですが、しなやかさやきらびやかさはなく、音の角が取れて優しい響きになります。
前作もそうだったのですが、低音が結構強い以外は極端に変なチューニングがなされているわけではなく、優しいサウンドで聞きやすいことからか、聞いているうちにこれはこれでアリなのかな、と思ってしまいます。
電子楽器バリバリのきらびやかなサウンドにはあまり向いてなさそうですが、アコースティック中心の音楽とか、動画の視聴などには良いのではないかと思います。
装着感について
外見のところでも書きましたが、インナーイヤー型っぽい形をしていて、イヤーピースはその形状に沿うように高さを抑えた形になっています。
イヤーピースはやや大きめなので(かつ別サイズのイヤーピースは付属していない)、耳が小さいと違和感を感じるかもしれません。
イヤーピースがハマれば、軽いこともあって装着感は良く、耳にすっぽり入るので、寝そべって使うようないわゆる「寝ホン」用途にも使えます。

マイクの音質・動画の視聴・ボリューム調整・音漏れ
マイクの音質
Web会議を使って本機のマイク性能を確認してみたところ、100均のワイヤレスイヤホンにしては声をきちんと拾ってくれるのですが、惜しいことにこもってしまっていて聞きとりにくい印象です。
Web会議や電話などで使うのはあまりお勧めできません。どうしても使う場合は、ゆっくりはっきり話したほうがよいでしょう。
動画の視聴
イヤホンによっては動画視聴時に映像と音声にズレが生じて違和感を感じるものがあります。検証のため、本機をスマホにつないでYoutubeの動画をいくつか視聴してみましたが、特に音と映像がずれたりといった違和感はありませんでした。
動画視聴用途としては特に問題なく使えると思います。
iPhone接続のボリューム
これはAndroid機ではほとんど発生しないのですが、iPhoneの場合、ボリュームコントロールが雑で、ボリューム最小でも音が大きかったりする場合があります。
本機はボリュームの上がり方は特に問題ないですが、最低ボリュームが大きめで、普段使いには1段階目で十分なボリュームです。小さな音で聞きたい方には向いていないと思います。
「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」のまとめ

キャンドゥから発売された新型ワイヤレスイヤホン「LEDディスプレイワイヤレスイヤホン」は、100均のワイヤレスイヤホンらしいベーシックな性能のワイヤレスイヤホンです。1000円イヤホンとしては珍しく、充電ケースにLEDディスプレイを搭載している点が特長となっています。
音質面では低音域が強めである一方、逆に高音域はやや物足りず多少のこもり感を感じます。全体的には刺さり感のないマイルドなサウンドに仕上がっています。
動画視聴時の映像とのズレは少なく違和感なく視聴することができますが、マイクの性能は今一歩といったところです。
本機は、動画視聴を主に使って、音楽も楽しみたいという方に向いていると思います。ダイソーなどが周りになくて、たまたま用事があって入ったキャンドゥで、たまたま完全ワイヤレスイヤホンが欲しいな、と思ったときに手にするような機種かなと思います。
本機は普段使いとしては十分といえば十分ですが、再生時間が3時間と短かったり機能も最低限です。できればもうちょっとお金を出して、Amazonで「Redmi buds 6 Lite」あたりを購入されることをお勧めしたいところです。(カラーバリエーションも3色あります)
Redmi Buds 6 Liteは2480円というお値段で、ノイズキャンセリングや実用的なマイク性能、好みの音質に変えられるイコライザー機能が付いたアプリ対応といった、あらゆる点で優れており、満足度は価格以上の差があるように思います。
当サイトでも実機レビューしていますので、気になった方はぜひレビューを読んでみてください。





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