ダイソーでは、100円から1000円まで、様々な種類のイヤホンが販売されています。なかでも300円の有線イヤホンはバラエティ豊かで、確認できているだけで14種類(HQシリーズ5種類、ALシリーズ5種類、EVシリーズ4種類)あります。無線をいれればされに3種類増えます。今回、新たに登場した300円の有線イヤホンは、型番が振られておらず4桁のナンバー(No.4977)のみで、名前は「高音質ステレオイヤホン(リモコンマイク付、シャンパンゴールドカラー)」です。JANコードは「4550480234977」です。これまでのイヤホンと比べてどう進化しているのか、実際に購入しましたのでレビューします!
なお、本機はカラバリが計5種類あります。No.とカラーは以下のとおりです。
No.4960 | ペールピンク |
No.4971 | シャンパンゴールド |
No.4984 | ブラック |
No.4991 | ブルー |
No.4991 | レッド |
概要・特徴
ダイソーの「高音質ステレオイヤホン(リモコンマイク付、シャンパンゴールドカラー)No.4977」は、パッケージデザインはAL/EVシリーズのものと異なりますが、大まかな特徴は同じです。
- 小型リモコン(マイク内蔵)
- ケーブルの長さは1.2m
- しっかりとした低音、ボーカル音もくっきり聞こえる
- アルミニウムハウジング
パッケージには音質を示すレーダーチャートが書かれていて、低域、中域がMAX、それ以外は1段階落ちており、AL-001/AL-002と同じであることを示しています。音質については別な項目で書きます。
ドライバー径は10mm,再生周波数帯域は20~20,000Hz、出力音圧レベルは95±3dBです。AL-001と比べると音圧レベルが「9」減少しています。スペック上では、AL-001/002と比べると音量が若干落ちるってことでしょうか。
外観
ハウジング部分はシャンパンゴールドカラーですが、アルミ製です。つくりは悪くありません。イヤーピースの真ん中あたりが白くなっている様子が映っていますが、2色構成になっていて、イヤーピースは少し凝った作りです。L/R表記がハウジングの目立つ位置にあるのが若干気になりますが、見やすいといえば見やすいです。
イヤーピースを外すとこんな感じです。網でカバーされています。
リモコンはこんな感じ。
なかなか良くできているのはケーブルです。下の写真の左側がAL-001、右側が今回の300円イヤホンですが、ケーブルが太いのと、端子付け根部分の構造が良くできています。
音質
さて、音質ですが、300円イヤホンシリーズなので、100円で売っているイヤホンとは一線を画す音質であることは間違いありません。100円のモノにありがちな中音域のボワ付きはほとんどありませんし、高音域もそれなりに出ています。
レーダーチャートで見れば、AL-001/AL-002と同じような音質のはずなのですが、実際は結構違って、AL-001/002がドンシャリ系の音質ですが、今回のNo.4977はどちらかといえばフラット系に近い音質で、低音域はそれほど強いわけではなく、ボーカルを立てるためか中音域が豊かに出てくる印象です。中音域が豊かなので、少し解像感が甘い感じに聞こえます。高音域は必要十分な量がでており、こもっている感じはありません。音の広がる感じはそれほど強くありませんが、AL-001/002よりは広がりがあるように聞こえます。
マイクの音質は問題なく、周りの音はそこそこ拾いますが、リモコン部分を近づけて話せば問題ないと思います。
総評
ダイソーの300円イヤホンシリーズはそれぞれ音質の傾向が違いますが、総じて価格の割には高いパフォーマンスを得られることができます。「高音質ステレオイヤホン シャンパンゴールドカラー(No.4977)」は、低音・高音がバーンと出てくる派手な音ではなく、しっかり鳴っているけどおとなしめの音が好きな方、静かで温かみのある音楽を聞くときに良いのかなというように思います。
Panasonicの一番安いラインのイヤホン「RP-HJE-150」(900円前後)を買うくらいならこっちのほうが良いと思います。どんな音楽でもそこそこの音質で聞きたい、ということであればSONY「MDR-EX155」のほうが良いと思いますが、金額が金額なので、今回の「高音質ステレオイヤホン(リモコンマイク付、シャンパンゴールドカラー)No.4977」でも十分満足できるとおもいます。
なお、これ以外の9種類(AL/EVシリーズ)を比較したページを作成しておりますので、良かったら読んでみてください。
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