ゲオ「GRFD-TWS QT27」2024年の新・コスパ最強モデルを実機レビュー

1000円以上イヤホン

ゲオのイヤホンといえば、1980円というお値段で良音質で使い勝手が良かった「GRFD-SWE100QT13」が思い出されますが、残念ながら2023年に販売終了してしまいました。

2024年4月12に新たにゲオから発売された完全ワイヤレスイヤホン「GRFD-TWS QT27」は、同じ1980円というお値段で、パッケージ表記も「コスパ最強モデル」と謳い、まさにQT13の後継と言わんばかりの形で発売されました。

前作が良かっただけに今作「GRFD-TWS QT27」にも期待が高まります。発売日の翌日に購入して、しばらく使ってみましたのでレビューしていきたいと思います!

■ゲオ「GRFD-TWS QT27」の特徴・機能

  • 価格1980円(税込2178円)のコスパ最強モデル
  • 通話中の雑音や騒音を軽減するDNS(Deep Noise Suppression)搭載
  • 最大連続約8時間再生、充電ケースで最大3回まで充電可能な380mAhバッテリー搭載
  • ゲームや動画視聴に最適な低遅延モード搭載
  • QCYアプリに対応、アプリのイコライザー機能で音質の調整が可能
  • IPX4防水
  • ブラック、ホワイト、ライトグレー、ライトブルー、ラベンダーの5色展開

本機「GRFD-TWS QT27」は、1980円というお値段で購入できる、ゲオの製品ラインナップの中でもコストパフォーマンスを追求したモデルです。

本機はカラーバリエーションが5色あります。これまでのゲオのイヤホンと違ったくすみカラーのような色使いで、おしゃれ感を意識しているようです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

ゲオのイヤホンは、中国QCY社のOEMモデルが多いのですが、本機はQCY社の「ArcBuds Lite」と名前が付けられている製品と同等のモデルのようです。

コスパを重視したモデルなので、アクティブノイズキャンセリング機能等の高度な機能はついていませんが、ゲームや動画を視聴する際に役に立つ低遅延モードやIPX4の防水性能、連続再生時間8時間など、ひととおりの機能を搭載しています

外箱には一切書いていませんが、本機は「QCYアプリ」に対応していて、パッケージを開けると保証外ながらアプリが使えることが書かれた「アプリ利用に関しまして」という紙が1枚入っています。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

なお、本機の対応コーデックはSBCのみで、AACには対応していません。スマートフォンに接続すると「TWS QT27」という名前で表示され、SBCコーデックで接続されます。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

正直なところ、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンではコーデックの差を感じることはほぼないので、重要視する必要はないと思いますが、スペック的に見劣りすると、選択肢にあがりにくくなるのでやや残念です。

なお、本機に搭載しているチップは100均Bluetoothイヤホン系でよく使われているZhuHai JieLi Technology製のものが搭載されているようです。

パッケージ内容

本機のパッケージ内容は、本体、充電ケース、イヤーキャップ(S/M/L、Mは本体に装着済)、充電ケーブル、取扱説明書兼保証書です。保証期間が1年と長いのは安心ポイントと言えます。特徴のところでも書きましたが、「アプリ利用に関しまして」というタイトルの紙が1枚ついています。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

外観

充電ケース

充電ケースの形状はやや小さめのカプセル型で、大きさは幅65.1mm×奥行36.7mm×高さ30mm、重量は約30gです。

表面はざらついていて光沢はなく、指紋などの汚れは目立ちにくいと思います。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

背面にUSB Type-C端子が配置されています。全体的なつくりはまあまあ良好で、バリなどはなく、お値段なりに手堅く作られている印象です。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

ふたを開けるとこんな感じです。本体は左右上部のくぼみに指を入れて取り出すのですが、本体形状が円錐台のような形をしているので、やや取り出しにくいです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

本体

本体のつくりは良好で、高見えするということはありませんが、100均のイヤホンのようなどこか安っぽさが残るような感じや、つくりの荒さが目立つといったことはありません

大きさは幅22.2mm×奥行17.7mm×高さ23.1mm、重量は片耳4.1gです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

横から見るとこんな感じ。コンパクトな割にはやや厚みがあるかな、という印象です。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

内側にはL/R表記があります。イヤーピースはノズルを覆うような形状で、音の出口となる部分が露出しているような状態です。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

装着感

本機についているイヤーピースは、標準的なものより1サイズ小さめな印象です。男性の場合、Lサイズをつけてもやや小さい可能性があります。

装着したら、本体をひねりながら一番適切な位置を探すと良いでしょう。普通につけただけだと音が抜けてしまい、スカスカな音になってしまう可能性があります。

つけた感じは特に違和感もなく、ふつうに装着でき、きちんと固定される印象です。本体が小さめなので、寝ながら使ってもそんなに違和感はありません。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

GRFD-TWS DT06と比較

ゲオで以前から売られている、ちょうど1,000円高いイヤホン「GRFD-TWS DT06」と外観を比べてみます。

充電ケース

上が本機QT27、下がDT06です。充電ケースの形は比較的似ていますが、持った感じ、QT27のほうがずんぐりとした印象で、DT06のほうがずいぶん細く感じますが、持ちやすさは変わりません。

開けやすさはDT06のほうが開けやすいです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

本体

写真左がQT27、右がDT06です。本体の形状は若干違いますが、印象はそんなにかわりません。DT06はウイングチップがついているのが違いです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27
ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

音質・使い勝手

装着感のところでも書きましたが、本機のイヤーピースは小さめにできているようなので、Lサイズをつけてレビューしています。

本機「GRFD-TWS QT27」の音づくりは、低音域を過度に強調しないフラット寄りの音づくりのように感じます音のこもり感はなく、ヌケ感は良好です。音の広がり感や余韻は薄く、近いところに集まって音を奏でているような印象になります。

低音域ははっきりくっきりしていますが、強調されている感じはあまりありません。他の音域を邪魔することなく、ぼんやり感がない締まった感じがします。

中音域は聞き取りやすく仕上がっていて、こちらもぼんやり感はなく一定の解像感を保って鳴らしている印象です。ボーカル、ギター等の音を聞き取りやすく、好印象です。

高音域に関しては、若干ざらつきを感じるところはありますが、きちんと鳴らしていています。女性ボーカルでも広域が刺さったりすることもなく、全体的にクリアに聞こえるような仕上がりになっています。

なお、Lサイズのイヤーピースでも位置調整をしっかりしないと低音域が抜けてしまうこともあって、イヤーピースをいくつか変えて試してみました。

本機は収納時にイヤーピースが引っかかることも多くイヤーピースを選ぶので、収納も考慮しつつ、手持ちの中でのオススメは「オーディオテクニカ ER-TW1」でした。装着感が向上し、音域バランスは保ったまま低音域もさらに聞こえてくるようになるので、ずいぶん良くなります。

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GRFD-TWS DT06と聞き比べ

外観同様、1,000円高いイヤホン「GRFD-TWS DT06」と聞き比べてみます。DT06はQualcommのチップを採用していて、apt-Xコーデックに対応している機種です。

まず、コーデックと関係なく、DT06のほうがドンシャリ傾向が強く、特に低音域がかなり強力になります。その代償として低音域が多少ぼんやりした印象ですが、全体低音から高音まで滑らかな印象です。

対してQT27は全体クリアで締まった感じに聞こえます。高音のざらつきと中音域がタイトに鳴ることが相まって、ドライな印象を受けます。

DT06とQT27は、コーデックや値段というよりも、音づくりの傾向がだいぶ違う気がします。あまりこだわりがないがそこそこいい音で聞きたい、ということであれば、安い本機QT27で十分かと思います。

遅延/ボリュームコントロール

動画の遅延

Youtubeアプリで動画を視聴してみたところ、通常モードではやや遅延を感じる結果になりました。完全にダメなわけではないですが、動画によっては違和感を感じる結果です。

Android機(Xiaomi Mi 11 Lite 5G)で遅延を測ってみたところ、通常モードでは下の画像左の420msでした。

本機には低遅延モードがついています。右イヤホンを3回タップして低遅延モードにして計測してみると、138ms程度(画像右)まで改善されました。

低遅延モードでは動画を違和感なく見ることができましたので、動画を見る際は低遅延モードにするのが良いと思います。なお、説明書によれば、低遅延モードをONにすると、電波の届く距離が短くなるようです。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27
ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

ボリュームコントロール

本機はQCYのOEM機だけあって、iPhoneと接続した際のボリュームコントロールについては問題ありません。一番小さい音は小さく、ボリュームの上がり方も穏やかな上がり方です。

マイクの性能

本機はコスパ最強モデルなので、100均のワイヤレスイヤホンと同じくマイクは1つしかついていませんが、DNS(Deep Noise Suppression)を搭載してクリアな通話ができると書かれています。

実際にWeb会議(Zoom)を使って伝わり方を調べてみたところ、やや声は小さいかなと思いますが、思ったよりクリアに相手先に伝わるようで、少なくとも室内等の静かな環境であれば、十分実用的ではないかと思います。

テレビの前で確認してみたところ、DNSが働いたのか、一部小さい声でしゃべった時に音が消えてしまうことがありました。騒がしい環境で話す場合は、大きめの声でしゃべると良いと思います。

アプリ「QCYアプリ」

本機は「QCYアプリ」に対応しています。

QCYアプリでは、バッテリーの状態を確認できるほか、イコライザーによる音質調整、低遅延モード(ゲームモード)の切り替え、操作のカスタマイズ等を行うことができます。

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27
ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27
ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27
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QCY
開発元:Dongguan Hele Electronics Co., Ltd.
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まとめ

ゲオ(GEO)GRFD-TWS QT27

本機「GRFD-TWS QT27」は、1980円(税込2178円)という低価格ながら、低遅延モードやIPX4防水、アプリに対応した「コスパ最強モデル」です。

同じ1980円で売っていた「GRFD-SWE100QT13」と比べてみると、AACコーデックに対応していない、防水規格が1等級下がっている(QT13はIPX5)、搭載マイク数が1つ(QT13はデュアルマイク)と、性能面では低下がみられます。一方で、Bluetoothバージョンが5.3に上がっている、アプリに最初から対応しているといった点が良くなっています。

QT13が発売されたころの為替レートが1ドルあたり110円程度、現在の為替レートは1ドル150円台なので、為替レートを考えると価格を維持するためにだいぶ頑張ったと言えると思います。

音質面では、この価格帯のイヤホンとしては珍しくドンシャリではない感じなのにバランスのとれた良好な音質で、音楽を聞くにあたって大きな不満が出るということはないと思います

さすがに数万円するイヤホンと比べると、解像感や音の広がり、表現力の豊かさといった点では明らかな違いがあります。本機を聞いてなかなか良かったので、ゼンハイザーのMomentum True Wireless 3と聞き比べてみたのですが、さすがにそれなりの違いがありました・・・。

外観に関しても、100均のワイヤレスイヤホンのように、あからさまに安っぽいといったことはありません。決して高見えするという感じではありませんが、シンプルで良い感じだと思います。

性能面でも、通常モードではやや動画視聴時の遅延がありますが、低遅延モードにすれば解消できますし、マイクについても普通に使えるレベルの音質です。

一方、最近のスリコやダイソーのイヤホンも品質が向上しており、1500円のミニワイヤレスイヤホンであれば、音質だけでいえば本機と同等の力を持っていると言えるでしょう(音の傾向は違います)。

ただ、マイクの音質や低遅延モード、アプリ、全体的なつくり等ではまだ500円分くらいの差はあると思います。オールマイティに使いたいのであれば、本機「GRFD-TWS QT27」のほうが良いと思います。

本機は同価格帯の中では良好な音質、機能といってよく、完全ワイヤレスイヤホンの入門機として、オススメできる機種と言えると思います

なお、本機のイヤーピースは一回り小さめなので、耳が大きめな方は追加でイヤーピースの購入を検討したほうが良いと思います。

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Appendix. ボタン操作一覧

再生/一時停止LボタンまたはRボタン×2回
音量を上げる
音量を下げる
次の曲へRボタンを1.5秒長押し
前の曲へLボタンを1.5秒長押し
着信応答LボタンまたはRボタン×2回
電話を切るLボタンまたはRボタン×2回
着信拒否LボタンまたはRボタンを1.5秒長押し
音声アシスタント(Siri/Google)Lボタン×3回
低遅延モードRボタン×3回
リセットケースに入れたまま両方のボタンを10秒長押し

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