3COINS ANCワイヤレスイヤホン 3000円 ノイズキャンセリングがついてこのお値段、コスパ最高の本機を早速レビュー!

3COINS ANCワイヤレスイヤホン 1000円以上イヤホン

スリコからまた新種のイヤホンが登場しました!今度のイヤホンはちょっとお高い3,000円(税込み3,300円)ですが、なんとアクティブノイズキャンセリング機能がついています。つい先日、スリコからはオシャレな「ミニワイヤレスイヤホン」が出たばかりですが、今回の「ノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン」は見た目は普通のイヤホンで、機能を充実させてきました。ミニワイヤレスイヤホン+1,000円でアクティブノイズキャンセリング機能が付く本製品、果たしてお買い得なのでしょうか?

(2023.01.07)長らく在庫切れ状態が続いていた「マカロン型ワイヤレスイヤホン」「骨伝導ワイヤレスイヤホン」「ワイヤレスヘッドホン」の在庫が復活しました!

概要・特徴

本機「ANCワイヤレスイヤホン」(AACコーデック対応ANCイヤホン?)の特徴は以下のとおりです。

  • 快適ノイズキャンセリングが搭載されたワイヤレスイヤホン
  • AACコーデック対応
  • IPX4の防水規格に対応
  • 連続再生時間約6時間、ケース充電約2回分
  • 充電ケースの端子は「USB TYPE-C」

本機「ANCワイヤレスイヤホン」の特徴は、商品名にもあるとおり「アクティブノイズキャンセリング」に対応していることです。パッケージの裏にキチンと説明がかいてありますが、周りのノイズを軽減してくれる機能です。この機能はApple AirPods Proなどにも装備されている機能で、より音楽に没頭しやすくしてくれます。高級機になればなるほど周りの音が軽減されますが、本機がどの程度の実力なのかは後ほど試してみます。

スリコ ANCワイヤレスイヤホン

そのほかにもANCワイヤレスイヤホンとして標準的な機能は一通り備わっていて、ノイズキャンセリングの反対で、イヤホンをつけたままでも周りの音が聞きやすくなる「環境音取りこみモード」、AACコーデック対応、IPX4の日常生活防水、USB TYPE-C対応などに対応しています。

パッケージ内容

内容物は本体のほか、充電ケース、イヤーピース(S/M/L、Mは本体に装着済)、充電ケーブル(USB TYPE-C)、説明書兼保証書です。保証期間は6か月あるので安心ですね。

スリーコインズ ANCワイヤレスイヤホン

説明書を読むと、片耳のみで使うことができるようになっていますし、本体のタッチセンサーでボリュームの上下もできるようになっています。操作はしやすいほうだと思います。

外観

充電ケース

充電ケースの大きさは約60mm×46mm×26mmです。AirPods Proと縦横のサイズは似ていますが、厚みが若干あります。正面下にLEDがついていて、充電状況などがわかるようになっています。ふたは開けやすいですが、開けた時の感触は正直なところ安っぽいです。

3COINS ANCワイヤレスイヤホン

背面にはモデル名が書かれています。「EARPHONE TWS(Q7-KYK)[Q7]」と書かれています。ちなみにこの型番、パッケージには一切書かれていません。ふたの付け根の部分の処理はイマイチで、プラスチックが波打っています。底面にはUSB TYPE-C端子がついています。

スリコ アクティブノイズキャンセリングワイヤレスイヤホン

ふたを開けるとこんな感じ。耳に差し込む部分を内側にして本体に差し込む形なので、自然で使いやすい方向です。

3COINS AACコーデック対応ANCイヤホン

本体

本体はAirPodsなどと同じ、ステムが出ているいわゆる「うどん型」です。ステム部分は短めですが、ハウジング(丸っこい部分)は大きめなので、耳にさした時にそれなりに飛び出ます。ステム上部がタッチセンサーになっています。イヤホンの重量は約4gなので、標準的です。

スリコ ANCワイヤレスイヤホン

内側はこんな感じです。L/R表記がないので、ぱっと見では左右がわかりません。また、IPX4の生活防水がついている割には接合部分が甘めのように見えます。使用の際はなるべく水に濡らしたりしないほうがよさそうです。

スリーコインズ ANCワイヤレスイヤホン

「ミニワイヤレスイヤホン」と比較

先月出たばかりのスリコのミニワイヤレスイヤホンと比較すると、すべての大きさが一回り小さい恰好です。ケースを開けた時はこんな感じ。

ANCワイヤレスイヤホン、ミニワイヤレスイヤホン比較

本体を比較すると、ANCワイヤレスイヤホンの本体上部と、ミニワイヤレスイヤホンがほぼ同じくらいの大きさです。ミニワイヤレスイヤホンが圧倒的に小さいことがわかると思います。

ANCワイヤレスイヤホンとミニワイヤレスイヤホン比較

音質など

音質レビュー

イヤーピースは最初からついていたMサイズのモノをそのまま使っています。まず最初に言えるのは、「残念ながら音がこもってるように聞こえる」ということです。低音域が強めではあるものの、全体的な音のバランスは悪くないため、良くいえば丸っこくてとげがない、聞きやすいサウンドといも言えます。

音の広がりに乏しく、全体的な音のヌケが良くないため、解像感がなくてスカッとした気持ち良さはありません。100均のイヤホンにありがちなぼわぁんとした感じはないのですが、それ以外はどちらかといえば100均よりの音で、低音域、中音域のバランスは良いものの、高音域が出ていません。高音域が出てないせいだけではないのかもしれませんが、ドラムでいえばシンバルやハイハットの音は1歩引っ込んだように聞こえます。ロックなどを聞いていてもおとなしく聞こえてしまうくらいです。

ダイソーのTWS001のほうがヌケ感があるくらいで、一般的には結構こもっている音だと思います。しかし、前述のようにバランスはそんなに悪くないので、キンキンした音が苦手な方には良いのかもしれません

単純な音質に関しては、前作の「ミニワイヤレスイヤホン」のほうが断然良い感じだと思います。

アクティブノイズキャンセリングの効き具合

経験上、ノイズキャンセリングの効き具合はお値段がそのままでるように思います。本機「ANCワイヤレスイヤホン」は、効き具合としては弱めです。室内のエアコンの音や、雑踏の音に関しては確かに聞いている感じはしますが効果としては弱めです。電車に乗っているときの音に関しては雑踏よりは聞いている実感はありますが、一段階値段が上のゲオの「GRFD-TWS HT05」や、「Earfun FreePro2」、「SOUNDPEATS Mini Pro HS」よりは効果は小さく感じます。

本機は一度充電ケースに戻してしまうと、ノイズキャンセリングの状態は元に戻ってしまうタイプです。しかも、「ノーマル」→「環境音取りこみ(トランスペアレンシー)」→「ノイズキャンセリング」の順序で切り替わるので、2回長押ししないとノイズキャンセリングモードに入れないので、やや不便です。

外音取りこみモードの出来は良く、人の声などは比較的自然に聞こえるので、会話の際に困ることはないと思います。

マイクの音質、遅延、その他

マイクの音質については、Zoomで試してみた限りにおいては、ふつうにしゃべっていればちゃんと伝わるので、実用上問題がないレベルで声を拾ってくれると思います。

動画視聴時の遅延度合いについてYoutubeで確認してみたところ、こちらもほぼ違和感なく視聴することができました。

iPhoneに接続して最小ボリュームにした場合の音量は比較的大きめです。音量はある程度以下にならないので、iPhoneユーザーでとても小さい音でききたい方にはオススメしません。Androidの場合はiPhoneよりさらにボリュームを絞ることができるので、Androidユーザーの方は気にしなくても大丈夫です。

総評

3COINS ANCワイヤレスイヤホン

アクティブノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤホンの中では最安価格帯となる、スリーコインズの「ANCワイヤレスイヤホン」。処分価格では下回るものはたまに見かけますが、通常価格で税込み3,300円というのはなかなかなく、コスパは最高だと思います。

本機最大の特徴であるアクティブノイズキャンセリングの出来具合は、効いていることは実感できるものの効果は小さめ、音質については正直なところ今一歩という印象でした。

当サイトの結論としては、これを買うなら思い切ってANCがついていない、スリコの「ミニワイヤレスイヤホン」を買ったほうが、1000円安くて満足度は高いのではないかというものです。もちろん音質の好みはあると思いますので一概には言えず、高音抑えめの落ち着いた音が好みであれば、本機はあるいは満足できるかもしれません

なお、ANC機能付きのワイヤレスイヤホンを求めるのであれば、値段は跳ね上がってしまいますが、「ゲオ GRFD-TWS HT05」のほうが良いと思います。販売価格は倍近くになってしまいますが、ゲオのリアル店頭で購入でき、ANCの効き具合や音質を考えると、これくらいのものを買ったほうが結果としての満足度は高いのではないかと思います。

Appendix. ボタン操作一覧

再生/一時停止LボタンまたはRボタン 1秒長押し
音量を上げるLボタン×2回
音量を下げるRボタン×2回
次の曲へLボタン×3回
前の曲へRボタン×3回
着信応答LボタンまたはRボタン×1回
通話オフLボタンまたはRボタン×1回
着信拒否LボタンまたはRボタン 2秒長押し
ノイズキャンセリングモード切替LボタンまたはRボタン 2秒長押し
電源OFFLボタンとRボタン 3秒長押し
電源ONLボタンとRボタン 2秒長押し

Appendix. スペック

重さ約35g (充電ケース) / 約4g (イヤホン本体 片耳)
防水規格IPX4
再生可能時間最大6時間 (イヤホン本体のみ)
充電時間約1.5時間 (イヤホン) / 約1.5時間 (充電ケース)
充電端子USB TYPE-C
Bluetooth規格Bluetooth 5.3
BluetoothプロファイルA2DP, AVRCP, HSP, HFP
対応コーデックSBC / AAC
パッケージ内容本体、充電ケース、
イヤーチップ (S / M / L) 、
USB-TYPE C ケーブル、
取扱説明書

コメント

タイトルとURLをコピーしました