【100均イヤホン】ダイソー 高音質ステレオイヤホン「EV-001」 300円(税込330円)

ダイソー 高音質ステレオイヤホン EV-001 パッケージ 300円イヤホン

2022年2月、ダイソーの330円イヤホンシリーズに新たな製品が登場しました。今回は紫色のイヤホン「EV-001」をレビューしてみたいと思います。

概要

ダイソーの330円イヤホンシリーズは最初に「HQ-」で始まるシリーズが発売され、その後「AL-」で始まるシリーズが発売されています。今のところ両者とも併売されていて、それぞれ5種類、計10種類が販売されている状態でした。
今回販売されたのは、ALシリーズとほぼ共通のパッケージですが型番が「EV-」で始まる2種類「EV-001」と「EV-002」になります。EV-001は紫色、EV-002は赤になっていて、パッケージや外観を見る限り、色違いのみで同じもののように見えます

EV-001とEV-002
(左)EV-001、(右)EV-002

実はEV-001は2コ購入しています。別blogでも書きましたが、最初に買ったEV-001は左右のどちらかがプラスマイナス逆にされている「逆位相」と言われる状態になっていて、音が不安定な状態になっていました。330円のイヤホンを10コくらい買っていますが、初めて逆位相の品物に当たりました。全部そうなのか気になったのでもう1コ買ってみたところ、こちらは問題なしでした。たまたまこれまでそういうものに当たらなかっただけかもしれませんが、こういう個体もあるということで、ご参考まで。

特徴

パッケージに書いてありますが、ハウジングはアルミニウム製、なかなか良い紫色をしています。マイクとボタンが1コついたリモコンがケーブルが左右分岐する根本についています。
音質は「臨場感ある、楽曲再生」という触れ込みで、レーダーチャートによると「迫力」が4点、「低域」が3.5点となっています。一方、「解像度」は劣るようで、2.5になっています

パッケージ(特徴)

外観

アルミニウム製のハウジング部分は、ソニーやオーディオテクニカなどの音響機器メーカーのものとは違って、個性的な形をしています。

左右同じ形をしていて、L/Rの表示がケーブル接続部分の外側に書かれていますが、かなり小さくて目立たないので、わかりにくいです。イヤーピースはペラペラで、バリらしきものが目立つように、あまり質が良いものとは言えません

左右は同じ形をしています。イヤーピースのつくりはイマイチ

Y字型ケーブルで、最初に自分で適切な長さまで裂くような形になっています。

音質

音を聞いた第一印象としては、確かに迫力あるといえば迫力あるサウンドといえます。低音域に振り切った感じで、低音域がかなりパワフルに鳴ります。中音域も全開で、このせいで全体がぼんやりした印象になります。高音域もある程度鳴っていますが、やや後ろに引っ込んだ感じです。全体的に解像感がなく、音が団子になって近場で鳴ってる印象です。

低音域

低音域はベースはとてもしっかり鳴るので、とてもパワフルに聞こえます。一方で、音の粒状感というか、音と音の分離が良くないので、バスドラムの音はちゃんと鳴っていますが埋もれてしまっている印象です。ドンドンと鳴るという感じではなく、ボォォーンって感じで鳴っていますが、なんだかわかんないけどゆたかになってる感じです。パッケージのレーダーチャートで「迫力」「低域」がハイライトされている理由もわかります。

中音域

音響機器メーカーのイヤホンと大きく異なるのがこの部分だと思っているのですが、このイヤホンもやはり低域に近い中音域がコントロールしきれずかなり強く出ていて、それが全体的に1~2枚ベールで覆った印象の音になり、ぼんやり感がかなり強くなります。低~中音域ががっつりなるので、音が真ん中で団子になって出ているような印象を受けます

高音域

全く出ていないわけではないのですが、中音域に負けてしまっていてバランスが良くありません。その割にざらついているので、シャカシャカした印象があります。低中音域のぼんやりとあいまって、ヌケが悪い印象です。

解像感・その他

低音~高音まで含めて、解像感はあまりないです。全体的に近場で団子状態でわぁぁっと鳴っている感じで、空間的な広がりはあまり感じません。古めのJazzを聞いてみると、奥行きがなくて観客ののイズも含めて横一線で聞こえてくる感じがします。

音質総評

さすがに330円なので、全く聞けない音質ではなく、こういう迫力がある音が好きな方もいるだろうなぁという気がします。全体的にベールを1枚被った印象の音の割には高音域が刺さる場面もあり、やや聞き疲れする音質かと思います。かなり低音に振った音ですが解像感がなく窮屈な印象なので、聞いた感じの爽快感はあまりないかなぁという気がします

総評

見た目は特徴的なムラサキ色で、わりと個性的でいい感じだと思います。音質は低音域にかなり振っている印象で、低音がドォォンと迫力ある感じで鳴るのが好きな人は満足できるとおもいます。ただ、音にクリアさがなく、空間的な広がりはかなり狭く感じるので、窮屈で聴き疲れしやすい印象です
同じダイソーの330円シリーズを購入するなら、ALシリーズの「AL-001」または「AL-002」を購入することをお勧めします

また、イヤーピースの品質が致命的に悪く、顔を動かすと音がスカスカになってしまいます。できればソニーなどのまともなイヤーピースに替えるか、同じダイソーに売っている低反発イヤーピースに替えることをお勧めします。

低反発イヤーピース
低反発イヤーピースもダイソーで購入できます

Appendix.スペック

スペックは概ねALシリーズと同じです。

型式ダイナミック型
ドライバー10mm径
出力音圧レベル104±3db
再生周波数帯域20Hz~20,000Hz
インピーダンス16Ω
プラグ3.5mm 4極ステレオミニプラグ
マイク周波数特性100Hz~10,000Hz
指向特性全指向
感度-42±3db
ケーブル長1.2m

Appendix.リモコン操作方法

ボタン1回押し:音楽の再生・停止/着信時の受話・終話

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