【100均イヤホン】ダイソー Bluetooth高音質ステレオイヤホン BT003 500円

500円イヤホン

ダイソーに売っている500円(税込み550円)で購入できるBluetoothイヤホンは白と黒の2種類あり、前回は黒の「BT004」をレビューしました。今回は白の「BT003」をレビューします。

概要

500円で売っている黒のBluetoothイヤホン「BT004」と同様、本体、マニュアル、充電ケーブルが付属しています。替えのイヤーピースはついていないので、サイズが合わない場合はダイソーに何種類かある替えのイヤーピースを購入する必要があります。ケーブルはmicroUSBです。

BT003 同梱物

特徴

パッケージにはBT004同様、音に関する特徴は特に書いてありません。パッケージには連続再生時間が約7時間、Bluetooth5.1対応、ハンズフリー通話対応と書かれています。裏面のスペックを見ると、遅延や音質に影響がある「対応コーデック」は「SBC」のみとなっています。。SBCのみの場合は、動画閲覧時に画像よりも音が遅れたりすることが多いです。遅延についてはあとで確認します。

BT003 パッケージ表
BT003 パッケージ裏面

外観

ら取り出して触った感じは悪くありません。右側にリモコンが付く形です。実際装着してみると、右側はやはり若干引っ張られるような感じがあります。

ハウジング部分はプラスチックでできていて、有線のALシリーズと比べると軽くて安っぽい感じがします。BT004同様、マグネットなどはついていないようです。若干気になるのは、ケーブルの付け根の部分がハウジング部分に固定されておらず、ぶらぶらしています。引っ張りすぎると抜けてしまいそうです。

BT003 ハウジング

LR表示は外側にありわかりやすいです。

イヤーピースは透明で、BT004の黒と比べるとややマトモです。

BT003 内側

リモコンのつくりはBT004と全く同じもののようです。つくりは悪くありません。リモコン全面にはステータスを表すLEDが、裏側にはマイクと思われる穴があります。

BT003 リモコン

音質

全体的な印象・解像感

100均イヤホンの音質傾向を引き継いでいて、全体的にモワっとしていて解像感はありません。空間的にはBT004よりは広く感じますが、音響機器メーカーのイヤホンよりは感覚的にやや狭いように思います。音域があまり広くなくて、録音もそんなに良くない古いJazzだとこのあたりが緩和されるので、比較的聞きやすい感じがします。

BT004の感想と同様ですが、これを買うなら、+500円出して完全ワイヤレスイヤホンTWS001に替えのイヤーピースを購入したほうが良いと思います。また、この機種全てに言えるのか個体差なのかわかりませんが、音の鳴りに不愉快な点があるので、BT003を買うならBT004のほうがいいと思います。

音域バランス

低音域は全体バランスでいえば強めです。ダイソーの低音を強調しているイヤホンはすごく低音が出てきますが、ちょうどよい~強めの間、強め寄りくらいの感覚です。イヤーピースをソニーのハイブリッドイヤーピースに替えるとかなり低音域が強くなるので、イヤーピースのおかげ?せい?もあるのだと思います。中音域はやはりかなり強く出ていて、ぼわっとした感じの輪郭のはっきりしない、若干こもった感じの音になっています。また、高音域はBT004同様、絶対的に足りていないので、バランスが悪くこもった感じのヌケの悪い音になっています。

このイヤホンの致命的な点は、シンプルにボーカルやピアノが鳴っているだけの時などに、ビビリ音のようなノイズがのってしまいます。音がたくさん鳴っているときは目立たないのですが、割とシンプルな音を鳴らしているとほぼ聞こえてくるので、正直なところ音楽を聞くに値しないほどの品質だと思います。ただ、BT003すべてに言えるのか、個体差でたまたま良くないものに当たったのか、いまいち判断ができません。

遅延度合い・マイク

SBCコーデックの割には遅延度合いは優秀で、Youtubeでライブ映像などを見ていてもほんの少し遅延はありますが、違和感はほとんど感じることなく見ることができます。目視では大体80±20msといったところです。

マイクについてはややこもりがないわけではありませんが、問題なく使えるレベルだと思います。電話やWeb会議でも十分に実用的かと思います。

電波感度はあまりよくないです。扉2枚を隔てて4-5mくらい離れると途切れます。ほかのBluetoothイヤホンでは途切れない位置なので、電波感度は低いほうだと思います。

総評

個体差なのかもしれませんが、ノイズが気になるレベルなので正直やめておいたほうがいいと思います。Youtubeでトーン高めの男性や女性が読み上げるニュースを聞いても感じるくらいので、どんな用途も向かないと思います。

それがなければ、全体のバランスはBT004より良いですし、遅延も目立つレベルではないのでやや残念です。

どうしても500円でBluetoothイヤホンを購入したいのであれば、キャンドゥにもBluetoothイヤホンが500円(税込み550円)で売っており、ダイソーの2品よりもキャンドゥの500円Bluetoothイヤホンを買ったほうが多少マシだと思います。

今のところ、500円、1000円のイヤホンを100均で買うなら、完全ワイヤレスイヤホンの「TWS001」1000円と、一部セリアで売っている低反発ショートタイプイヤーピースの組み合わせがベストだと思います。できれば、それなりに長く使えるものなので、SONYとかのまともなメーカーの低価格帯のイヤホンを買ったほうが良いとは思いますが。

Appendix. スペック

通信方式Bluetooth標準規格 Ver5.1
出力Bluetooth標準規格 Power Class 2
通信距離見通し距離 約10m
対応プロファイルA2DP, AVRCP, HFP, HSP
対応コーデックSBC
対応コンテンツ保護SCMS-T方式
伝送帯域20Hz~20,000Hz
電池持続時間連続再生時間:約7時間
連続待ち受け時間約24時間 *使用条件により異なる
バッテリーの容量80mAh
バッテリーの種類リチウムイオンバッテリー
充電時間約2.5時間

イヤホン部分

型式ダイナミック型
ドライバーΦ10.0mm
出力音圧レベル96±3db
再生周波数帯域20Hz~20,000Hz
インピーダンス32Ω

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