ダイソー リモコンマイク付き高音質ステレオイヤホン(ブラックブラック)No.4915 レビュー 300円イヤホンの2023年新作2つ目!【100均イヤホン】

300円イヤホン

2月に久々の300円(税込330円)イヤホン「No.4977」(シャンパンゴールド)「No.4960」(ペールピンク)がダイソーに登場し、その後カラバリが3色増えました。それとほぼ時を同じくして、300円イヤホンシリーズに新型が2種類登場しました。これまで300円イヤホンシリーズは全部カナル型でしたが、2023年3月末頃、カナル型1種類(カラーバリエーション×4)、AppleのEarPodsやAirPods(ノーマル)と同じインナーイヤー型1種類(カラーバーリエーション×4)が出たようです。

今回は新たに出たダイソーの300円イヤホンの中から、「高音質ステレオイヤホン(リモコンマイク付、ブラックブラック)」(No.4915)を購入してレビューします。なお、同形状のカラーバリエーションはブラックゴールド(No.4922)、ブラックレッド/ブラックブルー(いずれもNo.4908)があり、違いはハウジング外側のパンチングメタルの色で、今回購入したのはブラック、カラバリはゴールドで塗装されています。外箱の側面が色分けされているので、わかりやすいと思います。

ダイソー  300円イヤホン

概要・特徴

ダイソーに300円(税込330円)で売っているイヤホンは、ALシリーズ、EVシリーズ、No.49XXシリーズで大体同じようなパッケージデザインですが、今回のNo.4915/4922/4908は中央部にイコライザーのイメージがデザインされています。

  • 小型リモコン(マイク内蔵)つき
  • ケーブルの長さは1.2m
  • キレのある低音。ボーカル音もくっきり聞こえる
  • アルミニウム合金製

300円シリーズではおなじみのアルミ製ハウジングに、10mmダイナミックドライバーを搭載しています。音の特徴は「キレのある低音。ボーカル音もくっきり聞こえる」ということで、パッケージのレーダーチャートでは、中域と高域がMAX、低域、迫力、解像度が1段階落ちています

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

再生周波数帯域は20~20,000Hz、出力音圧レベルは95±3dBです。周波数帯域や音圧レベル、インピーダンス等はシャンパンゴールドカラーのNo.4977と同じです。

外観

外観は比較的シンプルな形をしていて、アルミ合金製のハウジングのつくりはしっかりしています。

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

ハウジングの外側はパンチングメタルっぽくなっていて、No.4922はこの部分がゴールドになっています。個人的には黒のほうが落ち着ていてよいかな、と思っています。

ダイソー 300円イヤホン No.4915

イヤーピースを外してみると、今回のダイソー 300円イヤホン No.4915/4922/4908は、ジョイント部分にパンチングメタルのガードがついています。ダイソーのAL/EVシリーズはこの部分が網目のシールみたいなものだったので、この部分はずいぶん高級感が増した感じがします

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922
ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

一方で、イヤーピースは相変わらず品質があまり良いとは言えず、バリが目立ちますし、材質にしなやかさがなく、ペラペラな印象です。材質自体はシリコンですが、同じシリコン製のソニーのハイブリッドイヤーピース等とは大違いです。ここはコストを削っている印象です。

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

リモコン部分はY字ケーブルの付け根についていて、ボタンが1つとマイクがついています。マイクは口元から少し遠いです。

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

ケーブルはやや太めでしっかりしています。ソニーのMDR-EX155と比べてもダイソー 300円イヤホン No.4915/4922/4908のほうがしっかりしている印象です。端子部分は金メッキ加工されていて、ケーブルとの付け根部分もしっかりしています。

ダイソー 300円イヤホン No.4915/4922

音質

まず、最初からついているイヤーピースをつけて聞いてみたところ、耳とのフィット感がいまいちなのか、低音が響かず、スカスカ気味なサウンドになってしまいました。自分の耳にはダイソー300円イヤホンシリーズの黒のイヤーピースはたいてい合わないので、今回は当サイト一押しの「ソニー ハイブリッドイヤーピースM」をつけて聞いてみます。

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今回のこのイヤホン、聞いてみた印象はかなり良いです。低音域は強めのいわゆるドンシャリ系のサウンドですが、低音は激烈というほどではなく、中音域、高音域が前に出てきてドンシャリ的にバランスよく鳴っている印象です。パッケージに書いてある「ボーカルの音もくっきり聞こえる」ようにチューニングしているように何となく感じられます。

この音質傾向の説明、ボーカル=人の声と置き換えると、セリアに売っている100円とは思えない音を聞かせてくれる「人の声が聞き取りやすいステレオイヤホン AT-ES11」にコンセプトが似ています。実際に聞き比べると、解像感とか音の伸びは断然ダイソーのNo.4915/4922/4908のほうが良いですが、確かに傾向は似ている気がします

アットキュー AT-ES11

解像感はおそらくこれまでの300均シリーズの中では一番高いのではないかという気がします。中音域のボワ付きもなく、音と音の境界は比較的明瞭です。高音域もこの価格にしてはかなり明瞭です。音は結構近いところではっきり鳴っているように聞こえてきます。音が近いので、広い空間で演奏しているオペラとかミュージカルを聞いてみると、広い空間で演奏しているというよりも、だいぶ近いところで演奏しているように感じられます。

今回、これまでのダイソー300円イヤホンで最も気に入っているAL-001/002と聞き比べてみたところ、どちらも良いのですが、No.4915/4922のほうがやや中音域の締まりが良く、解像感もやや高い印象でした。

もう一つ比較でソニーの低価格帯イヤホン「MDR-EX155」とも聞き比べてみました。正直十分勝負になる感じで、好みの世界な気がします。おとなしくまとまっていて、音の広がりも感じたい場合はソニーのMDR-EX155のほうが良いでしょうし、はっきりした音で迫力のある音を楽しみたい場合はダイソーのNo.4915/4922/4908のほうが良いでしょう。

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なお、マイクは口元から多少遠い感はありますが、ZoomなどのWeb会議で試した限りでは、普通にしゃべっていればきちんと聞こえるように声を拾ってくれます。マイクは一般的な用途では必要十分な品質だと思います

総評

今回レビューした「No.4915」(No.4922)は、ダイソーの300円イヤホンの中でもかなり音質が良いほうだと思います。ドンシャリ好きな当サイト管理人的にはかなり良い印象で、(当然のことながら、2000円を大きく上回るような高いイヤホン並みということはないですが)このお値段でこの音質はかなり頑張っていると思います。買ってがっかり、ということはないのではないかと思います。

ダイソーの300円シリーズのイヤホンを買うとすれば、個人的には第一候補が今回の「No.4915」(No.4922/No.4908)、同列に近い次点がAL-001/002かなと思います。

それなりに悪くないイヤホンがなるべく安く欲しい、というご希望があれば、このイヤホンはそれを十分満たせるものだと思います。PanasonicやSONYの最低グレードのモノを買うくらいなら、今回の「No.4915」(No.4922/No.4908)でも十分ではないかと思います。ただし、イヤーピースだけは変えたほうがいいです。当サイト管理人は安くて概ねどこにでも売っている「ソニー ハイブリッドイヤーピースM」をお勧めしています。低音がきちんと出るようになりますし、高音域もつぶれず出てきます。パッケージは2組分のお値段なので、1組あたり100~200円で買えます。このイヤホンを買う場合は、ぜひイヤーピースを変えることをご検討ください。

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