ダイソー USB Type-C 変換ケーブル 3種類をiPhone 15 Proで試してみた!

Daiso USB Type-C変換ケーブル USB Type-C変換アダプタ

iPhone15/Pro/Pro Maxの充電端子がLightningコネクタからUSB Type-C(Apple的には「USB-C」)に変わり、これまで使っていたLightning-3.5mmイヤホンジャック変換コネクタが使えなくなってしまいました。そこに着目したのか、早速ダイソーから300円(税込み330円)の「USB Type-C 変換ケーブル」と、500円(税込み550円)の「充電しながら使えるUSB Type-C 変換ケーブル」が登場しました。従来から売っていたUSB Type-Cをイヤホンジャックに変換するケーブル「イヤホンジャック+タイプCコード)」もついでに買ってきたので、この3種類をiPhone 15 Proで試してみます!

ダイソー USB Type-C変換ケーブル

各製品の特長・外見

USB Type-C変換ケーブル No.8810(300円)

本製品は、3.5mmステレオミニプラグをUSB Type-Cに変換できるケーブルです。パッケージに「DACチップ搭載」と書かれているように、デジタル信号をアナログに変換するための機能が内蔵されているので、たいていのスマートフォンやタブレットで使うことができると思われます。

使い方はたんに差し込むだけですが、イヤホン側にリモコンやマイクがついていてもそれは機能しないようです。

ダイソー USB Type-C変換ケーブル

全長は大体12.7cm程度、ケーブルの長さは6.5cmほどです。ケーブルはメッシュケーブルになっていて、頑丈そうです。

DAISO USB Type-C変換ケーブル

充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブル No.8803(500円)

500円のUSB Type-C変換ケーブルは、300円のケーブルと同様にDACを搭載した3.5mmイヤホンジャックと、USB-Cの充電用のコネクタが二股になっているものです。充電しながらイヤホンを使うためのケーブルです。

USB Type-C端子のほうにはACアダプター等から電源ケーブルを指し、イヤホンジャックのほうにはイヤホンをさして、充電しながらイヤホンを使えます。こちらもリモコンやマイクの機能は使えません

全長は12cm程度、ケーブルの長さは5.9cmほど。300円のケーブル同様、メッシュケーブルとなっていますが、若干ながら長さが短いです。

イヤホンジャック+タイプCコード No.100(100円)

最後はずっと前から売っている、USB Type-Cをイヤホンジャックに変換するコネクタです。本製品はDACを内蔵していないので、スマホ側でアナログ出力に対応している必要があり、使えるスマートフォンが限定されている製品になります

本品は注意事項が多く、「イヤホンジャック搭載のスマホ・タブレットには対応していない」と表面に大きく書かれています。裏面には「USB Type-C端子からのアナログ音声出力に対応していない機種では、本製品はご使用いただけません」「マイク付きイヤホンには対応していません」と書かれています。

ケーブル長は10cm、メッシュケーブルが採用されていて、安物感はあまりありません。

ダイソー イヤホンジャック+タイプCコード

iPhone15(Pro) 対応状況

iPhone15 Proで、この3つのケーブルが使えるのか、調べてみました。

製品名音楽を聞く充電するマイクを使う
USB Type-C変換ケーブル No.8810
(300円)
××
充電しながら使える
USB Type-C変換ケーブル No.8803(500円)
×
イヤホンジャック+タイプCコード No.100
(100円)
×××
iPhone15 Proでの使用可否

結果的に、100円の「イヤホンジャック+タイプCコード」は、iPhone15 Proで使うことができませんでした。使えたのは「USB Type-C変換ケーブル」 No.8810と「充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブル」 No.8803の2点で、いずれもマイクは使えませんでした。充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブルについては、きちんと充電も可能でした。

ちなみに、iPad Air (4th)でも同じで、「イヤホンジャック+タイプCコード」は使えず、他は使える格好でした。

音質・使用感

「USB Type-C変換ケーブル」 「充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブル」ともに、iPhone15に接続すると「AB13X USB Audio」と認識されます。

この2つのケーブル、挙動はやや異なります。特に音量のコントロールについては顕著に違います「USB Type-C変換ケーブル」のほうは、音量を最低にすると本当に小さくなるのですが、2段階目にしてもさほど大きくならず、3段階目にするとやや大きくなり、次は5段階目でかなり大きくなるといった感じです。「充電しながら使えるUSB Type-C変換ケーブル」のほうは、最低の音量でもそこそこ大きな音量になり、その次はかなり大きな音量になります。どちらもボリュームコントロールは若干難があります。

音質面ではノイズも少なく、変にこもったりゆがんだりといったことはなく、あまり気になるところはありません。しかし、かなり気になる点が1つあって、それは曲が終わって次の曲がかかるとき、冒頭が切れてふわっとボリュームが上がってくるような感じで曲が始まることが頻繁に発生することです。冒頭が切れるのはとてもストレスなのでこの点は非常に残念です。

まとめ

LightningからUSB-Cに端子が変わったiPhoneで、ダイソーに売っているイヤホン接続用の変換ケーブルを3種類試してみましたが、使えたのは2種類、この2種類も音質は良いのですが曲の冒頭が途切れてしまったり、ボリュームコントロールが大雑把すぎたりと、なんとも微妙な結果に終わりました。

結局、当サイトではiPhone15 ProではAmazonで購入したUGREEN社の「USB-C 3.5mmイヤホン変換アダプタ」を使っています。こちらも特別音が良いというわけではないですが普通に使えて、マイクを使った通話も可能、24bit/96kHzのハイレゾ対応という製品です。ほかにもAnker等からも同じような製品が出ていますので、Amazon等で探してみると良いと思います。

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