【100均イヤホン】ダイソー 完全ワイヤレスイヤホン No.8988(黒)/No.7528(白) タッチセンサーボタン タイプC充電対応 1000円 新型/TWS001/E-TWS-2を比較、おすすめはどれ?

ダイソー完全ワイヤレスイヤホン 1000円以上イヤホン

2022年7月、ダイソーから新たな完全ワイヤレスイヤホンが登場しました!

ダイソーは2022年5月末にも株式会社ラティーノが販売している白い完全ワイヤレスイヤホン「E-TWS-2」を店頭に並べました。これまで扱っていたダイソーオリジナルの「TWS001」も併売されています。そんな中、新たに登場した完全ワイヤレスイヤホンは「タッチセンサーボタン、タイプC充電対応」「低音から高音までクリアな音質」が謳われた新作です。今回、たまたま銀座のダイソー旗艦店である「マロニエゲート銀座店」に行ってみたところ、「TWS001」「E-TWS-2」そして今回の「タッチセンサーボタン対応」の3種類が併売されている状況で、どれをえらべばよいのか迷ってしまいます。

今度の新型イヤホンは日本語アナウンス、USB Type-C対応、タッチセンサー搭載と新機能満載です。パッケージには「低音から高音までクリアな音質」と書かれており、期待感は高まります。そんな最新作をまずレビューしてみて、最後にどれを選べばよいのか考えてみたいと思います。

(2023.02.11追記)

本機のカラバリに白が加わりました。黒のだいぶ後から出たのに番号は「7528」。スペックや見た目は全く同じです。

ダイソー 完全ワイヤレスイヤホン No.7528

(2022.08.23追記)

新たにE-TWS-1が復活したので、記事にしました。4機種比較も行っています。

併売されいているTWS001,E-TWS-2に関しては以下の記事をご参照ください。

概要・特徴

ダイソー完全ワイヤレスイヤホン(タッチセンサーボタン、タイプC充電対応)の特徴は以下のとおりです。

  • 低音から高音までクリアな音質
  • 日本語アナウンスでわかりやすい
  • タッチセンサー対応
  • USB Type-C 充電対応(ただし、ケーブルは付属していません
  • 連続再生時間 本体約3時間、充電ケース約9時間

まず、パッケージには再生時間約12時間と書いてありますが、本体のみでの連続再生時間は約3時間とやや短めです。併売されいているTWS001が約4時間、E-TWS-2が約5時間なので、再生時間は一番少ない形となります

ダイソー完全ワイヤレス タッチセンサー 特徴

次の特徴は「日本語アナウンスでわかりやすい」というところで、これは格安イヤホンではとても珍しい特徴です。1万円を切るクラスのイヤホンは、たいてい中国なまりの英語か、たまにビープ音のみとなっています。
実際ケースから取り出すと、ゆっくりした女性の音声で「電源が入りました」「左側チャネル」「右側チャネル」としゃべります。ペアリングが完了すると「接続完了しました」、接続が切れてペアリングモードに入ると「ペアリングモード」としゃべります。しゃべっている内容は大したことないですが、たしかにわかりやすいです。

内容物は本体、充電ケース、取扱説明書となっています。これまでの完全ワイヤレスイヤホンでついていた充電ケーブルが同梱されていませんので注意が必要です。もちろんUSB Type-Cケーブルはダイソーに売っていますので、忘れずに購入しましょう。

開梱して本体とケースが現れると「おっ」って思いました。パッケージ写真からは良くわからなかったのですが、本体のタッチセンサー部分と、充電ケース上部にはヘアライン加工のような模様が施されていて、一瞬ながら高級感を感じてしまいました。よく見るとプラスチックだしそこまで加工精度が良くないので、すぐ覚めちゃいましたが。

完全ワイヤレスイヤホン タッチセンサー

スペック表が箱の右側面に書かれていますが、取り立てて特徴的なものはなく、対応コーデックはSBCのみ、8mm径のドライバーを搭載していることくらいでしょうか。

防水性能はないようで、パッケージの注意事項に「水で濡らしたり、濡れている状態の手で操作しないでください。」と書かれています。

外観

新型ワイヤレスイヤホンの充電ケースの外観やふたを開けた時の感じなど、全体的なつくりは併売3機種の中では最も良いと思います。特徴のところで書いた通り、ふたの部分にはヘアライン加工されていて、見た目の良さを際立たせています。全面にはLEDが4つついていて、バッテリー残量がわかるようになっています。

ダイソー 完全ワイヤレスイヤホン タッチセンサーボタン

箱から取り出した時は一見小さくみえるのですが、実際は厚みがそこそこあって、持った感じの存在感はそこそこあります。ざっくり測ったところでは横58.5mm、縦37mm、高さ30mmでした。

ふたはマグネットで固定されているようで、開閉はとてもスムーズにできます。併売されている他の2機種はツメで固定する形なので、このタッチセンサーボタン、タイプC充電対応(No.8988)が一歩抜きんでていると言っていいと思います。

完全ワイヤレスイヤホン タッチセンサー タイプC

本体は再生時間が少ないためか、かなりコンパクトなつくりです。タッチセンサーボタン部分はヘアライン加工とマイクの穴が開いています。写真左側のように、端の部分にLEDがついています。

イヤーピースはMサイズと思われるものがついています。サイト管理人の耳には珍しくフィットしたので、音質などのレビューは付属のイヤーピースで行っています。

併売3種類を比べてみるとこんな感じです。左からTWS001E-TWS-02、完全ワイヤレス(タッチセンサーボタン、本品)になります。左のTWS001のイヤーピースは別なものに付け替えています。大きさはそんなに変わりませんが、厚みが少しづつ違います。一番小さいのは左のTWS001でしょうか。

音質

全体的な印象

まず、かなり静かな環境で耳を澄まさないとわかりませんが、かすかにノイズがあります。あるといってもほんの僅か、ほとんど気にならないレベルなので、ここは許容範囲内かと思います。

音質に関しては、パッケージ上は「低音から高音までクリアな音質」と書かれているので期待して聞いたのですが、最初に感じるのは各楽器やボーカルの輪郭がぼやけていて音が団子になりがちなところです。聞きこんでも全体的に解像感に乏しく、クリアさが今一歩感じられません。団子になっているためか、空間の広がりも少なく、中心で鳴っている印象が強いです。

とはいえ、めちゃくちゃひどいかと言われればそこまででもなく、1000円ならこんなもんかといった感じです。音の良さでいえば、TWS001のイヤーピースを交換したもののほうが明らかにクリアで解像感が高い音を聞かせてくれます。

あと、これも安いイヤホンにありがちなのですが、ボリュームゼロから1つ上げた状態(つまり、音が鳴る最低の音量)でもそこそこな音量で鳴ってしまいます。なるべく小さい音で聴くのは向いていないかもしれません。

音域バランス

低音域はきちんとひととおりの音を鳴らしますが、バスドラムがズンズンしてたり、ベースがうなってたりといった迫力はあまり感じず、しっかりしてるものの淡々と鳴らしているように聞こえます。決して出ていないというわけじゃないですが、沈み込むような深さといったものまでは感じません。

中音域はモリモリです。ぼわぁんとした感じはギリギリ抑えられていますが、音がくっついて聞こえます。全体的に中音域は派手で、特に女性ボーカルは若干キンキン感じます。ただ、解像感が低いのでエレクトリックピアノのコロコロ感とかは表現しきれず、細かいニュアンスはいいからとにかく勢いで勝負という雰囲気の音です

高音域は途中まで出てると思いますが、上のほうは全体のバランスに比して出ておらず、それが原因で解像感とかシャープさに欠ける音になってしまっていると思います。たとえて言えば、全体的に音の良いFMを聞いているような感じなんですよね。ドラムのシンバル音でいえば、ちゃんとアタックはあるんですけど詰まった感じでエッジが立ってないというか、気持ちよくヌケていく感じではないんです。

現行3製品の中で一番音がいいのはTWS001で、この完全ワイヤレスイヤホン(タッチセンサーボタン、タイプC充電対応)の傾向で高音域をちゃんと出るようにして、解像感を高めた感じの音です。E-TWS-2は残念ながら自分が買えたのは逆位相だったので、何とも言えません。

なお、イヤーピースをいくつか変えてみたのですが、低音域がよりしっかりする程度で、全体の音質傾向が劇的に変わるまでは至りません。改めて聞いてみると、ソニーのハイブリッドイヤーピースは低音域が強調される一方で、エレキギターやシンバルの音がやや引っ込む形になりますが、刺さる感じが残るのであまり適していません。

比較的バランスが良く改善されるイヤーピースは、セリアで買える「低反発ショートタイプイヤーピース」とfinalの「TYPE E TWSイヤホン用イヤーピース クリア」です。いずれも最初からついているイヤーピースと傾向は大きくかわりませんが、低音域~高音域にかけて少しクリアさが増す印象になります。ただ、finalはお値段的に本体と同じくらいになっちゃうのが難点なので、現実的には「低反発ショートタイプイヤーピース」が良いのかな、と思います。

遅延度合いなど

遅延度合いに関しては、Youtubeを見てみたところではほぼ違和感なく見ることができました。TWS001は明らかに遅延するので、動画を中心にみるならこの「低音から高音までクリアな音質」な新型イヤホンのほうがいいと思います。

マイクに関しては、こもり気味に聞こえてきます。大きい声ではっきりしゃべらないと、Web会議ではつらそうな印象です。

総評・オススメ機種はどれか

この「完全ワイヤレスイヤホン(タッチセンサーボタン、タイプC充電対応)」No.8988は、充電ケーブルを付属するのをやめてコストを抑え、基本機能を最近の仕様に合わせ、さらに日本語対応まで行うなど、本体機能と充電ケースにコストを投下した印象です。

3種比較

では、併売している3機種の中でどれがオススメか、と問われると、それは「用途による」と思います。音楽を中心に楽しみたい、動画はそんなに見ないというのであれば、間違いなく「TWS001」がおすすめ機種になります。イヤーピースをきちんとしたものに替えれば、劇的に音質は良くなります。詳しくはレビューをご覧いただければと思います。

動画を中心に楽しみたい、音楽もそれなりに聞く、オールマイティに使いたいというのであれば、この「低音から高音までクリアな音質」な本品、完全ワイヤレスイヤホン(型番がはっきりしないのでどういえばいいのか・・・)が良いと思います。高音域が足りないですが、全体的には破綻している感じではないので、音楽を聞いてもそれなりに満足できると思いますし、遅延も少ないので動画を見ても違和感を感じることは少ないと思います。好みではありますが、タッチセンサーなので持った時に誤動作しやすいです。その反面、操作はタッチするだけなので楽です。

残念ですが白の「E-TWS-2」に関しては、ネット上でマトモな音で鳴る正常品の報告もありますが、逆位相に鳴っているとのレビューもあるので、それなりの割合で逆位相の製品が混じっていることが想定されます。他の2つに比べるとややギャンブル的要素が強いので、当サイト的にはオススメしません。

ちなみに、もう1,100円出せる(合計2200円)なら、昨日レビューした、ゲオの「SWE-QT13」が絶対的にオススメです。音も良いですし、マイクの音もちゃんとしていて、低遅延モードまで搭載しているので、満足度はQT13のほうが確実に高く、不満を感じることも少ないのではないかと思います。良かったらレビューだけでも参考に見てみてください。

Appendix. 操作方法

ボタン操作

左ボタンでボリューム系、右ボタンで再生系操作を行う設計です

再生/一時停止R(右)ボタン×1回
音量を上げるL(左)ボタン×1回
音量を下げるLボタン×2回
次の曲へRボタン×2回
前の曲へRボタン×3回
電話にでる/電話を切るRボタン×1回
着信拒否着信時にRボタン×2回
音声アシスタント(Siri/Google)Lボタン×3回

初回接続方法(iPhoneの場合)

充電ケースから本体を両方とも取り出すと、ペアリングモードに入ります。iPhoneであれば、設定アイコンからBluetoothメニューを選択すると、数秒後に一番下に以下のように「DAISO_TWS_G273_1」と出てくるので、これをタップすれば接続されます。何て呼べばいいのかいまいちわからないこのイヤホン、パッケージにも型番として「G273」って書いてくれればよかったのに、と一瞬思いました。

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