Eono(イオーノ) Bluetoothイヤホン Eonobuds 完全ワイヤレスイヤホン 本来3599円の本品、ありえない価格で買えました!

Amazon Eonobuds 1000円以上イヤホン

Amazonの独自ブランドで、いろいろな会社にライセンス提供されている「Eono(イオーノ)」。このブランドがついた完全ワイヤレスイヤホンが今回ご紹介する「Eonobuds 完全ワイヤレスイヤホン」です。

本品は通常価格3599円で、恒常的に10%オフのクーポンが提供されているほか、セールの際は2699円をつける場合もあります。先日、たまたま眺めていたら40%OFFのクーポンと50%の特別割引がついて、なんと359円で購入することができてしまいました。本来3000円程度の本品、どんな感じなのかレビューします。

概要・特徴

「Eonobuds 完全ワイヤレスイヤホン」はEono(イオーノ)というAmazonの独自ブランドがついていますが、製造メーカーは「Chenchengxing Technology Shenzhen Co., Ltd」という中国の会社です。

  • Amazon独自ブランドを冠した完全ワイヤレスイヤホン
  • 金属製の充電ケース
  • IPX7の防水性能
  • 操作ボタンは物理ボタン
  • 最大4時間の連続再生時間
  • 対応コーデック:AAC/SBC
  • アナウンスが日本語

あまり他で見ない特徴としては、充電ケースが金属製のガワで覆われていること、アナウンスが日本語である点です。アナウンスが日本語なのは結構大きな特徴だと思いますが、販売サイトには特に記載がありません。ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンでも日本語アナウンスの機種がありますが、そちらはきちんとパッケージに書かれています。ちょっともったいないですね。

そのほか、防水性能もIPX7(15cm~1mの水深で30分沈めても大丈夫)とかなり高いところや、誤操作しにくい物理ボタンを採用している点も特徴といってよいと思います。そのほかの性能は一般的なもので、欠点としては連続再生時間が最大4時間と短めなところが挙げられます。充電ケースの端子はUSB TYPE-Cを採用しています。

防水に関しては1点不安材料があります。本品、IPX7を謳っているのに、Amazonの販売ページに「イヤホンを水に入れないでください」と矛盾するようなことが書いてあります。説明書には「5分以上水に浸けないこと」と書かれています。何が正しいのかわかりませんが、当たり前ですがなるべく水に浸けないようにしたほうがよさそうです。

パッケージ内容

パッケージの中身は本体のほかに充電ケース、英語・日本語の取扱説明書、イヤーピース(S/M/L、Mは本体に装着済)、USB TYPE-Cケーブルです。イヤーピースは細長いプラスチックパッケージに格納されているのは珍しいところです。

Eonobuds

説明書には片耳のみの使用方法も書かれており、片耳のみでも使うことができます。試してみたところでは、左のみ、右のみどちらでも大丈夫でした。本体のボタンでボリュームをコントロールすることも可能です。片方のみでボリュームのプラスマイナスができるのは珍しいかもしれません。

外観

充電ケース

充電ケースは金属で覆われていて、表面に「eono」のロゴが刻まれています。触った感じの金属感は良いのですが、表面塗装はざらざらして少し荒い感じで、質感が高いという感じはしません。

形状はAirPods Proの充電ケースとよく似ていますが厚みがだいぶあります。大きさは横62mm×縦45mm×厚さ26mm、重さは充電ケースのみで実測41.8gです。

Amazon Eonobuds

裏面にはUSB TYPE-Cの端子と、充電状態を示すLEDがついています。左右のLEDはそれぞれ左右のイヤホン本体の充電状態を示します。SOUNDPEATS T2と同じ表示方法です。

Amazon Eonobuds

開けるとこんな感じです。内側は当たり前ですがプラスチック製です。

Amazon Eonobuds

本体

本体は横幅はそれなりにありますが、厚みがあまりないので小さめに感じます。サイズは横26mm×縦16mm×厚さ21mm、重量は実測4.1gです。厚みはイヤーピースの部分込みの数値なので、本体部分だけを測ってみると実測12mmです。前面はタッチセンサーではなく物理ボタンになっていて、誤操作しにくく押しやすいです

Amazon Eonobuds

Mサイズのイヤーピースは他と比べて小さめです。イヤーピースが合わないと低音域がスカスカになるので、自分に合ったサイズを取り付けましょう。

Amazon Eonobuds

音質など

音質レビュー

音質レビューにあたっては、イヤーピースをLサイズに交換して聴き込みを行っています。先述のとおり、Mサイズは自分の耳にはやや小さくて低音がスカスカになっていたので、Lサイズに交換したところ、いい感じのフィット感になりました。

音質は低音重視のサウンドで、低音域は結構強めです。低音は深く沈み込むような感覚ではないですが、痩せている感じはしません。中音域はバランス良く鳴っていて、ボーカルも聞きやすいです。高音域は一歩引っ込んでる感じです。鳴ってないわけではないのですが、おとなしい感じです。全体的にバランスが悪いわけではないですが、サウンドはおとなしめで、各音のエッジがやや不明瞭で粒感や透明感、ヌケ感は弱く、極薄いベールを通したような音です。音の広がりはまあまあで、常に中心の近い位置で鳴っているという感じではないです。

どちらかというと柔らかめのサウンドで、音のバランスが悪いわけではないので、アコースティック系の音楽を聞くのであればまあまあ聞けると思いますが、エレクトロニック系サウンドでパキっとした明瞭なサウンドを聞くのはあまりお勧めできません。

本来のお値段(3000円台半ば)からは、価格相応か若干物足りないくらいですが、359円であれば十分満足のいくサウンドです。

マイクの性能

Web会議(Zoom)でEonobudsのマイク性能を試してみたところ、自分の声は聞きにくくなることなく拾うことができました。販売ページではCVCノイズキャンセリングがついていると書かれていますが、周囲の音も普通に拾います。下手にカットしない分聞きやすい面もありますが、できるなら静かな環境のほうが相手にとって聞きやすいと思います。

その他(遅延、音量)

iPhoneに接続してYoutubeアプリを使い、動画を視聴してみましたが、特段遅延もなく、違和感なく視聴することができました。動画視聴用途には問題ないと思います。

iPhoneに接続してボリュームを一番下げた状態では、音量はだいぶ小さくなります。音が大きいのが苦手な方でも問題なく使うことができると思います

総評

Amazon eonobuds

Amazonの独自ブランド「Eono(イオーノ)」を冠した「Eonobuds」ですが、通常価格の3599円というお値段であれば、他にも音質や再生時間で優位なイヤホンはいくらでもありますで、買ってはいけないとまでは言えませんが、積極的にオススメする理由は見当たりません。これを3000円台で購入するなら、当サイトでオススメしているゲオのワイヤレスイヤホン「GRFD-SWE100QT13」のほうが音質・再生時間とも優れていると思います。唯一、ケースを良く落っことす人に関しては、金属で覆われているので頑丈という意味で良いのかもしれません。

仮に1000~2000円で買えるとしても、やはりゲオのQT13のほうが満足度は高いのではないかと思います。そして、運よく1000円以下で買えるとしたら、これは1個買ってみても良いのではないかと思います。100均のイヤホンと比べれば音質は悪くないと思いますし、動画も不満なく見ることができますので、100均の1000円完全ワイヤレスイヤホンを買うくらいなら「Eonobuds」のほうが良いかな、と思います。

ただし、レビューを見ると、バッテリーに問題を抱えていることも多いようです。当サイト管理人が購入した個体でも、充電用の接点に若干難があるのか、充電の際にうまくいかずランプが点滅しているケースが数回ありました。しまいなおせばきちんと充電できましたし、3時間程度再生してみましたが、問題なく再生できました。

Appendix. ボタン操作一覧

再生/一時停止LボタンまたはRボタン×1回
音量を上げるLボタン×2回、またはRボタン×3回
音量を下げるLボタン×3回、またはRボタン×2回
次の曲へRボタン 4秒長押し
前の曲へLボタン 4秒長押し
着信応答LボタンまたはRボタン×1回
通話オフLボタンまたはRボタン×1回
着信拒否LボタンまたはRボタン×2回
音声アシスタント(Siri/Googleアシスタント)LボタンまたはRボタン 2秒長押し

Appendix. スペック

重さ約41.8g (充電ケース) / 約4.1g (イヤホン本体 片耳)
防水規格IPX7
再生可能時間最大4時間 (イヤホン本体のみ)
充電時間イヤホン本体:130分
 ※15分の充電時間で1.5時間使用可能
充電端子USB Type-C
Bluetooth規格Bluetooth 5.0
BluetoothプロファイルA2DP, AVRCP, HFP
対応コーデックSBC / AAC
パッケージ内容本体、充電ケース、
イヤーチップ (S / M / L) 、
USB-C & USB-A ケーブル、
取扱説明書

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