ダイソー リモコンマイク付き高音質ステレオイヤホン ホワイトシルバーカラー No.4953(No.4946/No.4939) レビュー 今度の300円イヤホンはEarPods似のインナーイヤー型!

300円イヤホン

最近、ダイソーの300円イヤホンがまた賑やかになってきました。今度の新作は300円イヤホン初の「インナーイヤー型」と呼ばれるタイプです。インナーイヤー型の代表格といえば、iPhone11以前に付属していたEarPodsに始まり、EarPodsをそのまま無線化したようなAirPodsに至るApple純正品が非常に有名です。

今回、ダイソーからは4色で展開です。今回購入したホワイトシルバーカラー(No.4953)以外に、ホワイトピンク(No.4946)、ブラックゴールド/ブラックピンク(ともにNo.4939)がラインアップされています。

ほぼ同時期に発売されたカナル型のイヤホン(No.4915)の印象はとても良かったので今回も期待したいところですが、果たしてどうなのか、レビューしてみたいと思います。

概要・特徴

今回のインナーイヤー型イヤホンも、これまでのダイソーの300円イヤホンシリーズとほぼ同じパッケージデザインです。

  • 小型リモコン(マイク内蔵)つき
  • ケーブルの長さは1.2m
  • バランスのよいフラットな音質
  • プラスチック(ABS樹脂)製

ダイソーのこれまでの300円イヤホンはたいていアルミ製のハウジングでしたが、今回はプラスチック製です。また、これまでの300円カナル型イヤホンのドライバー(スピーカーに相当するもの)は大体10mm径でしたが、インナーイヤー型であるNo.4953は大口径の14mmダイナミックドライバーを搭載しています。一般的に、ドライバーの口径が大きいほどパワフルな音になるとされています。音の特徴は「バランスのよいフラットな音質」ということで、パッケージのレーダーチャートでは、低域・中域・高域・迫力・解像度がすべて「3」となっています

再生周波数帯域は20~20,000Hz、出力音圧レベルは113±3dB、インピーダンスは18Ωです。カナル型よりも音圧レベルやインピーダンスは高めです。これまでのカナル型と比べて、数値上もやや異なる傾向を示しています。

外観

インナーイヤー型の本機、ハウジング部分はプラスチック製で、No.4953はシルバーのリングで装飾されています。写真右側の部分ネットの部分が耳の穴に差し込まれるようなイメージです。ハウジングからケーブルが出ている部分もシルバーで装飾されています。L/R表記は非常に見やすいです。

ダイソー 高音質ステレオイヤホン No.4953

リモコンはダイソーの300円イヤホンと共通です。

ダイソー 高音質ステレオイヤホン No.4953

コネクター部分は同時期に出たNo.4915と共通の形状で、丈夫そうなつくりです。

ダイソー 高音質ステレオイヤホン No.4953

EarPodsと比べてみた

手持ちのiPhone7に付属していたEarPodsとハウジング部分の形状を比べてみました。左がダイソーのイヤホン(No.4953)、右がApple EarPodsです。形状は大きさ含めかなり似ています

ダイソー イヤホン No.4953とEarPodsを比較

EarPodsはハウジングが滑らかな曲線を描いていますが、ダイソーのイヤホンはシルバーのリングがついている部分がフラットなので、そこに段差ができています。また、差し込むときに先端部分がちょっと耳に当たったりするのですが、その時の感触も(価格差を考えれば当然ですが)EarPodsのほうが滑らかで良いです。形状は良く似ているのですが、触ったり差し込んだりするとEarPodsのつくりの良さを感じます

ダイソー イヤホンNo.4953とApple Earpodsを比較

音質

イヤホンを耳に差し込んだ感じは良好で、一度差し込んでしまえばEarPodsと大差ない装着心地です。

まず、論外だったのは最初に買った1コが逆位相でした。逆位相になると、音が真ん中では鳴らず、左右に広がって音の位置が定まらない感覚で鳴ってしまうので、論外です。もう1個買ったやつは大丈夫だったので、どの程度の確率で逆位相の品物(≒不良品)が混じっているのかはわかりませんが、印象は最初からいまいちです。

正常品の音質もこれまたいまいちで、第一印象は「こもってる・・・」です。Apple純正のEarPodsもめちゃくちゃ音が良いというわけでもないですが、聞き比べると一目瞭然(一聴瞭然?)で、高音域が引っ込んでしまっていてヌケが良くありません。

中音域には100均イヤホン独特のぼんやり感があって、ややぼわぁんとした感じがあります。さすがに100円で売っているものよりはマシですが、風呂場で音楽を聞いているのにやや近いもやもや感があります。

そして低音域は深みがなく、低音域でも低い領域の音はあまり出ておらず、低中域からしっかりしてくる印象です。EarPodsもカナル型に比べればやや弱いですが、低い領域の低音もしっかり鳴っているので、インナーイヤー型だからってことはなさそうです。低い領域が弱いので、腰が定まらず、バスドラムは本来ドン、ドンだったりズン・ズンと響くところが、迫力なくトン、トンって感じで聞こえてきます。

音の広がりはそこそこあるような感じですが、音と音の境界線がはっきりせず、中音域を中心に一体となって聞こえてくるので音の細かいニュアンス等はうまく聞こえてきません。ダイソーのNo.4953で聞いた後にEarPodsで同じ音楽を聞くと、視界がぱぁっと開けた感覚を覚えてしまいます。AirPods Proで聞くとさらにクリアですが・・・。

マイクの音質はNo.4915と基本的に同じかと思います。ZoomなどのWeb会議で試した限りでは、普通にしゃべっていればきちんと聞こえるように声を拾ってくれます。マイクは一般的な用途では必要十分な品質だと思います

総評

ダイソー初?のインナーイヤー型のイヤホン「No.4953(No.4946/No.4939)」はつくりはそこそこ良いですが、音質ははっきり申し上げて今一歩と言わざるを得ない音質でした。これを買うならば、同時期に出たカナル型のNo.4915(No.4922/No.4908)を買うほうが幸せなのではないかと思います

形状的にどうしてもインナーイヤー型が良いということであれば、ダイソーでは本機「No.4953(No.4946/No.4939)」を買うしかありません。しかし、Apple純正のEarPodsと比べると、値段が9倍程度違うので当たり前ですが、音質差はかなりのものです。iPhoneで使うならば結果的にLightning変換コネクタを買わなければいけないので、+500円~1000円程度見る必要があり、結果的に価格差は2~3倍程度になります。そう考えると、インナーイヤー型のイヤホンをiPhoneと一緒に使うならば、純正のEarpods with Lightning Connectorを買ったほうが結果的に幸せな気がしました。

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また、本機はインナーイヤー型なので、そこそこ音漏れするのは仕方ありません。周囲に人がいる際はボリュームに注意して聞くようにしたいところです。

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