※本記事は、販売元のLivelyLife様より商品の提供を受けてレビューしています。
LivelyLifeの完全ワイヤレスイヤホン「i17」は、耳に差し込むカナル型のイヤホンです。お手頃価格ながらバッテリーケースにLEDがついていてバッテリー残量がわかったり、アナウンスが日本語だったりする、初心者にもわかりやすいイヤホンです。
実売価格で2000円台半ば~後半の本機ですが、この金額帯にはたくさんの完全ワイヤレスイヤホンがひしめいています。本機LivelyLife「i17」はどんなイヤホンなのか、レビューしていきます!
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概要・特徴
- LED表示つきのバッテリーケースで、残充電、左右イヤホンの電池残量がわかる
- 片側3.5gの軽量イヤホン、本体込みでケース重量42gと、持ち運びに便利
- 対応コーデックは「AAC」「SBC」
- 連続再生時間5~8時間、ケースは最大3回分の充電に対応
- IPX5(水しぶきにも耐えられる)の防水規格に対応
- 日本語アナウンス搭載
- Bluetooth 5.3対応
本機「LivelyLife i17」の一番大きな特徴は、ぱっと見でわかるLED残量表示機能がついた充電ケースかと思います。イヤホン本体左右のバッテリー残量と、充電ケースの残量がわかるようになっています。
サイト上の説明にはないのですが、本機のもう一つの大きな特徴は「日本語アナウンス」です。充電ケースから取り出して装着すると、「ステレオ接続」とアナウンスされ、初回は「接続しています」とアナウンスされペアリングモードに入ります。ペアリングが完了し、接続されると「ワイヤレス接続 完了」とアナウンスされます。これ、普通のイヤホンだと結構機械音だったり英語だったりするので、とてもわかりやすいです。
そのほかの機能は標準的で、サポートされているコーデックは「AAC」「SBC」の2種類、IPX5相当の防水機能なので、水しぶきがかかっても大丈夫なレベルです。
本機は最近発売される機種で採用されているBluetooth5.3規格に対応しています。Bluetooth5.3規格は省電力機能が強化されているとのことで、本機も連続再生時間は5~8時間と完全ワイヤレスイヤホンの中では長めです。
マニュアルは記載がありませんが、左右どちらでも片側のみの使用が可能です。
パッケージ内容
パッケージの内容は、本体、充電ケース、イヤーピース(S/M/L、Mは本体に装着)、USB TYPE-Cケーブル、取扱説明書です。取扱説明書は多国語で構成されたものではなく、日本語のみで構成されているものです。
外観
充電ケース
「LivelyLife i17」の充電ケースは、丸みを帯びた形をしています。大きさは横65× 縦50× 厚さ28 mmです。表面はつや消し加工されていて、指紋が目立たないようになっています。持ってみると、多少大きめに感じますが、重量感は軽く感じます。
裏面はこんな感じで、底面にUSB TYPE-C端子がついています。
ふたは特殊で、表面の真ん中下あたりから開くような形です。開くと残量表示用のLEDが出てきます。ケースを縦(右手で開ける場合、USB端子が左側に来る)にもって、表面を親指で、裏面を人差し指でで、挟むような感じに持って、外側にひねるとパカっと開けやすいです。
LED表示はこんな感じです。真ん中の数字が充電ケースの残量で、左右のインジケーターがそれぞれのバッテリーを示しています。本体の収納はステム(うどんの部分)を外側にして、イヤーピースを向かい合うように収納します。この方式だと、耳から外してささっと収納できるので、使い勝手がとても良いです。
本体
本体はスティックがついたうどん型で、本体とことなりつやつやしています。操作はスティックの付け根あたりをタッチすることで行います。写真からは見えませんが、スティックの先端部分にL/R表示があります。
形状は標準的なカナル型イヤホンといってよく、大きさも標準的です。
イヤーピースの形状は最近割とよく見かける楕円形です。
音質・各種性能
音質レビュー
本機LivelyLife「i17」の音質は、概ね「価格相応」といったところです。
全体的な印象は、特に低音域が目立つサウンドで、音の傾向としては「ドンシャリ傾向」(低音域と高音域が強調されたメリハリのあるサウンド)に分類される音づくりになるかと思いますが、高音域が低音域と比べると天井感がある感じになっているので、派手さは少ない印象です。
低音域はかなりはっきり聞こえます。バスドラムはズンズン鳴りますし、ベースに関してはかなり低めの音になってくると鳴らしきれないところはありますが、ディスコファンクのベースなどはしっかり厚めの音で聞こえてきます。
中音域は音の輪郭が甘めで、音が多くなるとかなりごちゃついて音がワーッと固まって出てくる印象になります。一方でJazzなどシンプルな構成の音や人の声は聞き取りやすく、Youtubeを見たりしているときはいい感じです。
全体感の中で、高音域は物足りない印象です。高音域が出ていないわけではなく、それなりに出ているのですが、天井感があり伸びきらない印象です。
印象として低音域の上~中音域に関してはややぼんやりした感じもあるので、高音域がそこに飲み込まれがちになるので、鋭い感じの音が多用されるEDMとか電子楽器バリバリな音楽よりも、柔らかい雰囲気のアコースティック系の音楽に向いているように思います。
やや気になるところがあるとすれば、Andoroid機(Mi 11 Lite 5G)で聞くと曲によってビビり音が発生しました。iPhoneで聞いた場合は気になることはほぼなかったので、機種の特性なのかもしれません。
100均の完全ワイヤレスイヤホンと比べてみる
2023年10月時点において、ダイソーで売られている完全ワイヤレスイヤホンのなかでも割と新しい機種である「TWS002」「No.3202(DG036-01)」の2機種と本機「LivelyLife i17」を聞き比べてみました。ダイソーの2機種と比べると、音の広がり感や音域間のバランスは「LivelyLife i17」が勝っています。一方で、「LivelyLife i17」は低音域~中音域の特性からか、ダイソーの2機種に比べるとぼんやりした感じがある印象です。音質的には見違えるほどの差はないと言えるでしょう。
遅延・音量・マイクの音質など
本機はゲームモード等の低遅延モードは搭載されていませんが、遅延に関しては特段違和感は感じませんでした。Youtubeでニュースやお笑い芸人の動画、ライブなどを見てみましたが、違和感を感じることなく楽しむことができました。
マイクについても問題なく、Zoomを使って確認してみましたが、相手側に問題なく伝わる音質です。
iPhoneに接続した場合、ボリュームを最小にしても大きめの音になってしまうことがあります。本機はボリュームを最小にした場合、それなりに小さくなりますが、聞こえるか聞こえないかレベルにはなりません。感覚的に、AirPods Proでいえば2段階目くらいの音です。実用上はこのあたりにしないと聞こえないと思うので、大きな音が苦手な方でも大丈夫そうです。
総評
本機「LivelyLife i17」は、ケースのLED残量表示、日本語アナウンス、多言語ではなくきちんと日本語で書かれたマニュアル付属など、とてもわかりやすい完全ワイヤレスイヤホンに仕上がっています。
実際に使ってみると、音質面では価格相応の感じで、ゆったりしたアコースティック系の音楽やJazzなどのシンプルな音楽に向いている印象です。また、動画視聴時の遅延も気になるほどではなく、Youtube等を視聴するのに向いていると思います。
音楽再生時間は連続5~8時間なので、バッテリー持ちは良好です。英語が苦手で、動画視聴中心に音楽も聴く、価格は安いほうが良い、iPhoneを使っているという方に向いているのではないかと思います。
なお、サイト上に「ノイズキャンセリング機能付き」と書かれていますが、通話時のマイクで周りの音をなるべく拾わないという通話時ノイズキャンセリング機能「CVC(Clear Voice Capture) 8.0」を搭載しているという意味かと思われます。周りの音を打ち消して音楽を聞きやすくする「アクティブノイズキャンセリング」ではないようなのでご留意ください。
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Appendix. 操作方法
ボタン操作
再生/一時停止 | L(左)ボタンまたはR(右)ボタン×1回 |
音量を上げる | Rボタン×2回 |
音量を下げる | Lボタン×2回 |
次の曲へ | Rボタン×1回 |
前の曲へ | Lボタン×1回 |
電話にでる/電話を切る | LボタンまたはRボタンを1秒長押し |
着信拒否 | – |
音声アシスタント(Google) | LボタンまたはRボタン×3回 |
ノイズキャンセリングモード切替 | – |
ゲームモード切替 | – |
ペアリングモードへ入る(リセット) | – |
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